2009/01/07

年明け一発目

年明け一発目

音楽です。

ようやく、上松に、自分の部屋のある寮に戻ってきて、音楽を。

家にはデッキがないので音楽聴きたくとも、無音。

やっと、聴けるぞー!

で、華々しく、遅ればせながら年明け一発目を飾ってくれたのは「MGMT」

誰ですかね、これ。

先日、東京に行ったときに、たまたま見つけた。

試聴。

お?お?お?お?

もう1度聴いてみよう。
続け様に2度聴いちまうということは、相当気に入った証拠。

最高傑作!
捨て曲なし!
○○賞ノミネート!

とかなんか、宣伝文句が書いてあっても、気にいらんもんはびくともしない。

が、これは、また戻ってきて、もう1回聴いても、いい、と思った。(しつこい)

ので、購入。

乾いた大地をオンボロ車で、どこまでもどこまでも、走っていきたくなる。
そんな音楽。

あかるい色調。
まぶしい陽光。
ばたばたと煽る風。
まいあがる砂埃。

どこまでも、先は、ほうっと拓けてて、そんなところを走ってく。

年明け早々、このうえなく幸せに満ちた音楽に会えた。

そう、どこまでも。

きみとどこまでも。

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2008/10/04

ENIGMA

ENIGMA

あまりに、「エニグマ的な」、「エニグマ風の」、そんなうたい文句が冠された音楽が氾濫し、癒しという言葉を多用し。

はて、エニグマは癒しなのか?
エニグマだけにかかわらず、自分は音楽に癒しを求めず必要としない。

初めて、エニグマを聴いたのは17のとき。
音が流れたとたん、こりゃいかん。
と、慌てて音量を下げた。

エニグマはそれまで自分が知り、親しんでいた音楽とは異質だった。
だから、これ以降、エニグマ風と評される音楽が次々ととめどなく現われてくることが違和感だった。

喜んで買ってきたCDをかけたとたん、音を下げたのはこのときが初めてだし、おそらくもう無いと思う。

そのくらい、エニグマは他と違ったのだ。

今回の新しいアルバムも、力強く、容赦なく、エニグマである。

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2008/06/24

VIVA LA VIDA

VIVA LA VIDA

コールドプレイ、今までのなかで一番すき。

「静」を求めるのであれば、今までのものを。

このアルバムは、そんな今までを突き破った感がある。
とても、エモなのである。
大きなうねり、起伏がある。
声が、リズムが、たたみかけてくる。

音も大陸的というか、フォークロアで土っぽい。
1曲目から、懐かしく、あったかく、ハイに。
乾いた空気を感じ、旅の頃を思うような音だった。

音楽は、遠くへ連れていってくれる。

旅と音楽とガクブチと。

ともに。
どこまでも。

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2008/06/08

THE MUSIC

THE MUSIC

THE MUSICが帰ってきた。
復活であります。

どんだけ待ったことか。
どんだけ5月のライブに行かれないことを悔やんだことか。

でも、いま、手元には、新しいアルバムがある。

誰もが好んで聴くような音楽ではないこと。
誰もが欲するような音楽ではないこと。

強烈な轟きと渦巻く音楽。

ある友人から、

「あの声は生理的に受け付けられない」

と言われたことがある。

納得。
ロブの高音ヴォイスは、心地よい音ではないのかもしれない。

だからこそ、彼の叫びは痛いほど突き刺さる。

そして、だからこそ、自分はTHE MUSICを強く欲するのだ。

「自分を信じる力」を求め苦しむロブに、重ねていく。

いくしかないでしょう。

いっちまいなぁー。

このまま。

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2008/05/25

音楽考察

たんなる気のせいかもしらんが、湿度の高いしっとりとした空気のなかで聴く音楽は、低音がずっしり重いんだけどまるく弾むような気がする。

いま、雨上がり。
じとじとした空気じゃない湿度は、自分の聴く音楽と相性がいい。

たまにそんな「音」の鳴り方を実感しながら、かみしめながら、音楽につかる。


鉋の刃を研ぎ終え、部屋に戻ってきたら、もう午後の四時をまわっている。
昼から始めて、四時間もかいな。
やりすぎて、刃がかけるし、研面修正に時間はかかるわ。
もたもたですわ。
休日も、のんびりしてられんねえ。

で、遅い昼飯を食べながら音楽。

しあわせだなあ、と思う。(単純)

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2008/05/19

ともに、音楽

ともに、音楽

音楽を共有できる相手がいる。
自分の知らない音楽に出合える。
自分の大切な音楽を、わかちあえる。

意識的に、いや、無意識なのか、自分の生活のなかに「音楽」が在るようになって20年。

音楽のなかで、ものを作り、音楽が出発点で旅に出て、ある音楽とともに、ある人と出会い、苦しかったり、でも、とてもありがたくて。

これからも、きっと、たくさんの音楽と生きていくんだろうな。
そう思う。

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2008/03/28

THE MUSIC来日

どうする、どうする。
どうしよ、どうしよ。

どうするよ、アズヲちゃんよ。

困りましたねえ。

5月1日に、THE MUSIC来日と。

どうやら、フジに来るらしいんだけど、そっちは絶対無理なんで、あきらめますが、こちらはねえ。
行きたいんですよ。
もんのすごく、行きたい。

で、いま一番、困っているのが、学校の年間計画がわからんこと。
手元にあるのは、おととしので、そんな古いもん見てたって意味ねえだろよって。

でも、なんで見てるかっていうと、5月のGWがいつから始まっているかっていうのを確認してるんですよ。
おととしは、4月29から、ぶっとーしで9日間連休。

さて、今年はどうなんだろう。

さすがに、まだ始まっていない学校に電話して、

「5月の連休ってどうなってます?」

なんて訊けない。
もんのすごく訊きたいけど、訊けない。
まるで、ヤル気のない生徒みたいじゃないか。

しかし、プレオーダーは、学校の始まる前。
こまったこまった。
どしよどしよ。

エントリーしたいよ。
したいしたいしたい。

THE MUSICと、シガー・ロス、これらはなんとしても行きたいんだって、ずっと前から言ってただけに、まあ、唐突ではありますが、

あまりに唐突です。
THE MUSIC

でも、どうしても行きたいのです。

行くのです。

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2008/03/10

キラキラ ジブリ

Cd41

気になっていたCDがあって、東京に行ったときにタワレコでも寄って・・・

と思っていたら、すっかり忘れて、もう違う駅にいた。

で、財布をあけたら、1000円しか入ってなくて、

あ、どっちにしても買えないや。

ということで、戻ってきてから注文。
聴いてみました。

クラブミュージックにアレンジされてますってなってたから、もっと

ドカドカ、ビュンビュン、ひゅーひゅー、イエーイエー!

なのかと思ったら、そうでもなく、自分の想像してたクラブミュージックより、ずいぶんラウンジ系というか、落ち着いてゆったりめなピコピコ。


自分は、リアルタイムでジブリ作品と育ってきました。

小学低学年のときに、ナウシカのあのテーマソングが、耳につき、

中学年のときに、ラピュタの「君をのせて」で、合唱コンクールで他クラスと奪い合いになり、

で、生まれて初めて自分で買ったCDは、ラピュタだった。
なのに、買って、さあ聴くぞとものすごい鼻息荒くデッキの前に座ったら、デッキ壊れて、CD載せるトレー開かないでやんの。
しばらく、友人の家で聴いてました。

それから、中学生になってからも、ジブリは好きで、トトロと魔女の宅急便のCDも買って。

この頃から、洋楽も同時に進行してて、どっち買うか、熾烈な戦いなわけですよ。

今に始まったことじゃないんです。
東京で、1000えん。(32さい、おとな)
昔も、いまとかわらずホントにお金なかったです。

高校と大学は、もっぱら洋楽で、ジブリ音楽からは離れてましたが、一番、最近に買ったものは(といっても5年前)千と千尋。

あの、やたら話題になった主題歌は正直どうでもよくて、神様がわらわら現れる音楽が好きで、それのために買ったようなもの。

いや~、なんやかんや聴いてますなあ。

さて、このキラキラジブリ。
こうやって、年をおうごとに聴いてきた大人にとってはうれしい1枚。

ただ、アレンジがジャズすぎて、ルパンのジャズ・バージョンみたいになってるトコもあるんだけどね。

11曲ある中で、どれが好きかって。
最後の「カントリーロード」
歌は、映画のまま本名陽子さんが歌ってます。
んで、一番原曲に近いのかも。

なかなか楽しいアルバムであります。
イエイ!

(最後の「イエイ!」ワケわかんない)

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2008/01/18

みたくても、みられんのです

Cd40

我が家には、いまだにDVDのデッキがないので、せっかくシガー・ロスのDVDを買ってもらったとて、みることが出来んのです。

じゃあ、パソコンでみればいいじゃん、と人は言います。

しかし、自分の使ってるパソコンはDVDはおろか、CDすら入れるところがない代物なのです。

こんなパソコンで、よくホームページ作ったね、と言われます。

ええ、相当、苦労してますから。

我が家の電化製品は、みな意外と長持ち君で、なかなか壊れません。
壊れんゆえに、新しいものが買えず、古い型の物をいつまでも使っているので、どんどん「今」という時代から隔絶していくのです。

かあちゃんは、いまだにFAXが何者なのかわかりません。
かなり、レアな人物です。
これはこれで貴重なので、「FAXとは」教えません。

さて、そんなわけで、DVDがみられません。
非常に、みたいです。

みたいから、わざわざブログに書いているのです。
でも、書いたからって、みることはできません。
相変わらず、バカです。

シガー・ロスのDVDをみて感じたことは、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。ってことでした。

この、ブログを読んでいる方々。
たまたま、ここに来ちまった方々。
はて、どのくらいの人が「シガー・ロス」を知っているのだろう。

たぶん、そんなに多くはないと思う。

ただ、知ってもらいたいのは、商業的になりすぎている音楽、そうならざるを得ない音楽産業の現状。
それを、何も感じずに聴いてる人が多いことで、音楽はどんどん衰弱してしまうのが心苦しくて仕方ないのです。

ネット配信による音楽のあり方。
シングルの切り売り。
クソです。

シングルだけ聴いて、耳触りのいい音楽だけ聴いて、パソコンに取り込んで、携帯におとして、持ち歩いて、聴いて。

そういうのに限って

「音楽がなきゃ生きてけない」

などと、ほざくのです。
いいです、じゃあ、生きてかなくても。

音楽っていうのは、全部含めてだと思うんです。
シングルだけ集めたものを聴いていても、作っている人の世界観は非常に小さなものとしてしか、みえてこないような気がするんです。

アルバム1枚聴くと、なんじゃこりゃっていうのもあるし、退屈な曲もいっぱい入ってたりします。
でも、それが、その音楽だと思うんです。
だからこそ、切り売りして、それで儲けようとしちゃ、音楽を作る立場の人間の力は、ただ弱っていくし、そうさせてしまう聴く側の姿勢が、衰弱をより助長させてしまうような気がするのです。

シガー・ロスの音楽は、アルバムとして成立しています。
シングルの寄せ集めではありません。
だからこそ、たとえ1曲1曲が、ばらばらで奏でられても、1曲の質がおそろしく高いがゆえに、完成された音世界を構築しているのです。

DVDで彼らの姿をみたとき、神経衰弱でダメになっちゃうんじゃないか?ってなほど繊細なのです。
そして、真摯なのです。
だから、あの音楽が生まれたのか、と納得。


CDは売れない、売れないから携帯配信のみで。
そんなご時世で、そんななかで、携帯から音楽を聴いてる人からすれば、そんな売り方で仕方ないやって思ってるアーティストにしてみれば、シガー・ロスの音楽に傾ける情熱はいっこも伝わってこないのかもしれない。

だけど、シガー・ロスみたいな音楽家が、きっと、生き続けるんだと思うし、そんな彼らをみていたい。

でも、DVDのデッキはないのです。

あ、そういう「みる」だけでなしにね。

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2008/01/17

シガー・ロス

Cd39

シガー・ロスを知ったのは2年前で、そんなに古い話しじゃない。

でも、シガー・ロスを聴くと、それは昔から知ってるような音楽に思えてならない。

聴いたことのない音楽も、まるで知ってたかのような錯覚をおぼえる。

クリスマスに、5枚目のアルバムを頂いたばかりなのに、先日、このアルバムと同時に発売されたDVDまで頂いた。

というのも、何気なく行った店で、目ざとく見つけてしまったからだ。

「いらない!いらない!」

と、店の中で大騒ぎしていたが、結局買っていただいて、食い入るように一緒にみた。

なんでまた、そんなに拒絶したのかというと、「そんなに買ってもらってばっかで贅沢でいけません」というアズヲ・ポリシーと

ビジュアルを伴わないで聴いていたシガー・ロスの音だけの世界が、画像を見ることで崩れてしまうのではないか?と思ったからだ。

正直、どんな人たちがこの音楽を作っているのか、まるで知らなかった。

アイスランドの4人の若者。
以上。

自分にとってはこれで充分だったし、「見る」という行為は無駄だろうと思っていた。
幻滅したくないのもあった。
だから、アホみたいに拒絶した。

でも、映像が始まると、そこにある景色はアイスランドであり、その景色の中にいるシガー・ロスは、幻滅もなにもない、音楽のままの彼らの姿だった。

繊細で、カメラを向けてインタビューとなると、どうも苦手そうで、
しかし、ライブとなると、繊細から紡ぎ出される音楽は途方もなく力に満ちた透明感があふれている。

美しい。
美しい音楽と、美しい映像に、重ねて自分の意識の中の景色があらわれる。

その景色は、自分の原点であるような気がする。
いつの、どこ、という明確さはない。

しかし、美しいものに出会って触れたとき、その景色はあらわれて、自分に何かを思い出させようとする。

幼い自分が、幼いまなこと、身体で受け止めていた景色。

シガー・ロスを聴きながら、そんな景色をみていた。

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2007/12/07

祝☆ビョーク!

ビョークのチケットが、とれたどーっ!!

いやっほぉーいっ!!
いえい、いえい、いえいっ!!
(アホになる)

今年は、なんとしてもお金を貯めねばならないということで、数々のライブを泣く泣くあきらめた。
ホントに、あきらめた。
どんだけ、悔しかったことか・・・

それまでは月に1度はライブ~♪
そんな勢いだったから、いや~、今年は苦しかった。
ちと、酸欠気味。

でも、慣れれば、こんなん平気よ!
なんて息巻いてたけど、まあ、確かに平気ではあったけど、正直しんどかった。苦しかった。

大好きな音楽。
その、ナマの音楽から離れざるを得なかったわけですから。

今回も、あきらめようと思ってた。

でもでも、ビョーク。
気になって、しょーがない。

いままで、行きたくて行きたくて、何度ガックシしたことか。
ああ、今回も、ガックシか・・・・

なまじ来日公演あります、なんてことを知ると余計につらい。
知らなきゃ知らんで、ほえーってしてられたのに。
知ったことを悔やむ。

何度も送られてくる、ビョーク公演情報のメール。
あけちゃ、ダメだ。
このメールをあけちゃダメだ。
あけたら、絶対行きたくなるぞ。

しばらく時も経ち、もう、いい加減プレリザ-ブも始まって、締め切られてるだろう。
と思って、そろりとメールをあけてみた。

そしたら、ガビィーン!!

これから、プレオーダー開始。
だっての。
バッカでやんのー、じぶーん。

で、迷うことなく、エントリー。

狂ったように、ビョークを聴きまくる。

で、チケット獲得。

これは、行ってもいいんだ。
自分に言い聞かせて、来年、狂うざます。

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2007/10/30

ICKY THUMP

Cd38

久しぶりに音楽のことが書きたくなった。

ICKY THUMPだ。
ジャックとメグだ。

相変わらず、濃密なのである。
さすがである。

ちなみに、彼らホワイト・ストライプスの音楽は常聴しない。
というか、できない。

この新しいアルバム含め3枚、彼らの音楽を持っているが、どれも「いつも」聴く音楽にはならない。

自分は、どうもBGMという言葉が気に喰わない。
空間にジャマにならないムード作りにいいですよ、みたいな、そんな音楽。
くそくらえである。

自分の音楽のなかには、そんな類の音楽はない。

どの音楽も、空間を占拠するのだ。
ジャマにならないどころじゃなく、精神を錯乱、掻き乱すのだ。
非常に騒々しく、猥雑である。

それに、うっとりする。

ストライプスは、何もかも鷲掴みにする。
むんずと掴まれ、有無をいわず、どっか途方もない世界に放り出される。
だから、おとなしく「我」でいることが、難しいのだ。

そんなで常聴・不可能なのだ。
だからこそ、素晴らしい。

自分の聴く音楽には、それにともなう背景があって、聴くと、それは現れる。
人間と人間が、ぶつかるっていうのは、こういうことなのか。
ということを、まざまざと身をもって教えられたときの渦中にあった音楽なのだ。

いまや、ビッグちゃんとは、のほほんという感じだが、いんやいんや、壮絶だったのである。
崖っぷちだったとき、自分はどこにいたかというと、
そう、彼ら、ストライプスのライブに来ていたのだ。

おそらく、普通の女性なら、相手が大変なときに、あえて・・・
なのかもしらんが、
おいらは、行った。
置いて、ひとりで当たり前のように、ストライプスに行った。
迷いはなかった。
どちらを、と選ぶのでなく、そんな価値観でなく、自分には、行く意味を強く感じていた。
だから、行った。

そして、あれが過去となった今だからいえるのだが、やっぱり間違っていなかったな、と思う。

音楽は、自分の壮絶な一面に寄り添い、それは励ましでもなんでもなく、現実をただただ浮き彫りにする。
そんな時、音楽はやさしくない。
剥き出しの精神や生身の身体を、いたぶる。
で、鍛えられ、逞しくなる。

自分とビッグちゃんは、奇跡の塊りだと思っている。
過剰に純粋な人間と、過剰にあらぶる人間との間の接点といったら、「過剰」であるということ。
それしかない。
だから、衝突すると、強烈なのだ。
それを承知で、自分はあえてぶつかっていった。

ぶつかって、ぶつかって、それでも壊れなかったら、迎えられる。
そう思ってた。

友と話した。

「なまじっか、相手と費やしてるような時間だったら、そんな時間、もったいない。別れるね」

生ぬるい共有、生ぬるい関係、そんなものが大切だったら、たぶん、いまの自分はいなかったかもしれない。

むさ苦しく、熱く、神々しく、ストライプスの音楽が身に迫るように、彼らを聴くたびに、自分のむさ苦しさも顕わになる。

黒々と緋々たる音楽。
素晴らしい。

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2007/10/26

東京より

おおお、シガー・ロスが出ますよ。
11月のはじめには手に入りそうです。(輸入盤)
冬ですね。冬を想う音楽です。

本日は、遅まきながら、やっとです。
ホワイト・ストライプス。
あと、ステフォニ。
そして、アンダー・ワールド。
購入いたしました。

これでまた、創作意欲の火に油が注がれることでしょう。

目下の目標は、既製品のミニ・イーゼルを地味にアズヲ・ナイズ。(ダサくなりそう)
続いて、年賀状。
今年は、どんなガクブチ柄の年賀状になるでしょ。

さあ、長野に向かって帰りますよ~。

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2007/07/07

KULA SHAKER

Cd37

復活です。
2枚のアルバムを産んで、ぱたりとどこかへ行ってしまったクーラ・シェイカー。

2ndに、おおおおと打ち震えていた若かりし頃の自分。
ふるえてるうちに、気付けばいなくなっていた。
その空洞を、いろんな音楽が埋め合わせてくれていたものの、やはり、クーラの残した穴は大きかった。

10代半ばは純粋に、透き通るように、ROCKで。

17のときに出合った、エニグマで、何かが変わって。

それ以降、世界各地から集めた多様性に富んだ音にひかれ。
そんなときに、出合ったのが、クーラだった。

ここまでインド思想に傾倒してるアーティストも珍しいなと感じるほど、真摯にインドだった。
ただ、無駄にラリってサイケデリアになってるんでなく、ほんとに真面目に好きなんだなと思う音楽だった。

自分にとって、インド思想の音楽といったら、ジョージ・ハリスンと、このクーラのみ。
他にもいっぱいあるのかもしれないけど、この2人だけで充分なのだ、自分にとっては。
インドといったら、彼らが最高なのである。

思い込みか?
そうかもしれんなあ。
でも、いいんだ。

日本人から見た(捉えた)インドと、英国人の捉えたインドというのは明らかに違うと思うのだ。
インドはかつての英国の植民地であり、思想であり文化であり、異なりすぎている国であるのに、不思議ととけあっている部分があると感じることがあるのだ。
何か共有してる部分があると感じるのだ。

インドの灼熱、躍動、ダイナミックさ、宗教観、それら英国にはないものを、感性の鋭いある英国人のフィルターを通すと芸術になる。
それは日本人の感性からは、生まれないものであるような気がするのだ。


さてさて、クーラ・シェイカーの音は愛に満ちている。
お安いラブ&ピースなんかじゃなくて、んなもん掲げなくたって、彼らの音楽は愛。
だからって、甘ったるさなんて微塵もなくて、ROCK。

ぐぉーんって唸る力強いイントロで幕をあける1曲目から、隠しトラックまで。
長い年月を経ても変わらない彼らの思想が、音楽の背骨になって貫いている。

かつて光り輝く王子のようだったヴォーカルのクリスピアン。
老いた。
でも、かっこいい。
あの声は変わってない。
さすがである。

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2007/04/23

MY CHEMICAL ROMANCE

Cd35それにしたって、長いバンド名だ。
マイ・ケミ。

今年のはじめかな。
渋谷のタワレコで、試聴した。
いいと思ったけど、なんか憎らしかった。

街に出ると、ドでかいトラックにマイケミのジャケがドーンと描かれ、『ブラック・パレード』がエンドレスで流れてる。
んまあ、いやらしい。

それから、数ヵ月後。
また、タワレコ。

まだまだ売れてます、のコーナーにマイケミが。
試聴。

数ヶ月前に聴いたときの感想と変わらない。
やっぱり、よかった。

で、憎らしい。
なんで、憎らしいかって、いまだにこんな音楽に胸焦がれてるからだ。
いいかげん、卒業しようよ、中学・男子じゃあるめえし。
本気でそう思う。

でも、好きなのだ。
好きなもん、どうしようもない。

15の頃、これを聴いても、たぶん今と変わらず、カッコええって思うんだろな。
この感覚、っていうか、こんな感覚っていうのは、年をとっても変わらないんだろうか。

根本的に聴いてる音楽は変わらないんだ。

そーいや、昔から、Fuck You ! Fuck You !! 全開で息巻いてたもんな。
何がそんなに気に食わないのか、何にそんなに怒りを感じてたのか、わかんないけど、とにかく、Fuck Youだったのだ。(アポ)

そして、今もそう。

変わらない自分。
でも、どこかでそこから卒業しようって思う自分がいることが。
憎いのか?
そうだ、憎いんだ。

だけど、Fuck You でいいんだと思った。
だから、今回は買った。

すっかり、お気に入りのアルバムになった。
そのジャケを見てもわかるとおり、全編、「死」である。
ヴィジュアル系?ハード・ロック?が好むようなチープなテーマやなって思われるかもしれない。

でも、なんか違う。

1曲目は、THE END
で、2曲目なんて、まんま、DEAD !

である。
歌詞は字があまりに小さくて、訳すどころか読み取ることすら難しい。
ってことで、放置。

んなもんで、タイトルとは裏腹なほどに、華麗にメロディアスで荘厳な音世界に酔いしれているのだ。
ロック・オペラなんやな。
1曲目から、終わっちゃうんだけど、始まりがあって終わりがあるっていう、一連の流れの中で音楽が作られている。
そして、テーマは「死」。

だけど、暗くない。

むしろ、「死」をこんなふうに捉えて、一枚のアルバムを完成させたマイケミが愛しい。

それより、バンドのフロントマンっていうのは、なんでこうもまた、カッコいいんでしょう。
というか、カッコいいがゆえに、フロントマンなんでしょうか。

Cd36

背後霊みたいなのも写ってますが、そっちじゃないですよ。
まあ、そっちがカッコいいっていうんなら、そっちが、フロントマンで。

今夜も、マイケミ聴いて眠るだす。
ちなみに、あまり安眠というか、熟睡感は得られません。

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2007/01/27

KASABIAN/エンパイア

Cd34こちら、KASABIANの2ndである。
先日までは、狂ったように1stを聴きまくり、いまはこのエンパイアである。

感想。
グラマラスである。
色気である。
なよなよな色気でなく、骨太で、図太くて、棍棒でドカスカ殴られる感じである。
そして、華麗なのだ。
毒っ気たっぷりの美しさと逞しさが、混在していて、実にカラフリー。

サイケデリックな中期ビートルズを髣髴とさせる音世界。
でも、焼き直しではない。
今の時代に置き換え、今の時代を生きるヤローどもの作った音楽なのだ。
焼き直しでは、単なる懐古主義で、陳腐だ。

UKといったら、ビートルズであり、ツェッペリンなのだ。(私にとっては)
他にもいっぱいいるけど、この2つのバンドがあってこそ、あったからこそ、今のUK音楽に揺るぎない魅力があるんだと(勝手に)思い込んでいる。

これからも、どんどん増殖して、聴く者を狂わせて頂きたい。
UK万歳である。

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2007/01/23

KASABIAN

ずっと、気になっていた音楽がある。
カサビアンだ。

去年の夏頃に新しいアルバムが出たとき、うちの本屋にも、なにをとち狂ったか入荷して陳列されていた。
そして、売れないのだ。
オアシスがならんだって、売れないような店だ。
そりゃ、まあ売れんだろう。

そのジャケもどうだろう、と思うのである。
ワタクシは、非常に興味津々で手にして眺めてはいた。

どんな音楽なんだろ。
フジにきたねえ、サマソニも。
評判もいいねえ。
気になるねえ。

たまに、ジャケに完全に負けてる人もいる。
っていうか、このジャケにして中身なにこれな奴。

さて、カサビアン。
1枚目。
ゲリラじゃん、なにこれ。
説明的な要素まるでなし。
黒地に、顔を半分覆った人間の姿。以上。
典型的なゲリラ・スタイル。

聴いてみろってことか。
じゃあ、聴いてみるぞ。

いよいよ、そして、やっと、手にしたカサビアン。
1曲目。
それでもうわかった。
ジャケとシンクロする。
ここまで色濃く、結びつくアーティストも珍しい。
ゲリラだ。

何と闘うでなく、何かと闘っているのだ。
確かに何かと闘い、反発し、その反逆のあらわれが、この音楽なのだ。
かたちとして、ハッキリあらわれている。
素晴らしいと思った。

それにしても、UKっていうのはスゴイな。
こんな音楽が生まれる土壌があることに、感服。
ただ、ぼんやり在るもの手にとって、それだけに満足してるようじゃ生まれないんだろうけど。
気安くカラオケで歌っちゃうような音楽じゃないんだよな。

カラオケねえ。
だから、日本からはこんなゲリラな音楽生まれないのかもしらんなあ。
まあ、カラオケも文化だからなあ。
否定しちゃダメなんだけど

おれ、カラオケなんて、大っ嫌い。

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2007/01/19

フーバスタンクのライブ

新年明けまして一発目のライブは、フーバスです。
2階立ち見。
もしかしたら、通路に立ってみれるのかもしれない。
そんな期待は、はかなくも消え、2階の一番後ろの区切られたスペースで、はい、ここでみてーってな感じで。
前の人たちがみんな座ってれば、当然だがみえる。
でも、そんなことは当然なく、はじまるやいなや、みんな立つ。

なにも、みえない。

やっぱり、みえなかった。
楽しみにしてたのにー。
全然知らない、ベースの人しかみえないー。
あんた誰よ、もー。
(もともとのベースは、脱退してしまってるのです)

肝心のダグは、なんでかもう、真ん中から左の方、そう、ギターのダンの方にばっか行っちゃって、みえねえじゃねえかよ。

もちろん1曲目は、Born To Lead なわけで、あのやかましい軍隊のおっちゃんの掛け声で始まるわけですよ。
ひゃ~、きたわきたわ~。
でも、なにもみえねえの。

そのうち、やけくそです。
えーい、えーい、はねてやれー。
関係ないトコで、一人意味なくピョンピョンはねてみる。
疲れる。
首振ってるぞー、おれ。
目が回る。
自己完結。

でも、気付いたら、前の方の人が座ってるじゃないか。
アタマくらくらするけど、みえるど。
ドラムのクリスだ!

あれ。
なんだろね、あれってなったぞ。

そう、なんか違うぞ。
なにが違うんだろ。

くっ、クリス、あなた、たくましい。
どしたの、あなたってほどに、たくましい。
写真でみるクリスはどうみたって、ひょろひょろじゃないですか。
線細いねえ~、それでドラムたたいてんの~って。

でも、目の前にいるクリス、もりもり・がつがつ、ドラムたたいてんの。
すんげ~、かっこええ~。
イメージしてたのと違う~。

だけど、クリスに限らず、線の細く見えるドラマー。
そう感じさせるだけで、全然細くねえ。
Maeもそうだった。
ごんごん、たたいてた。
(そして、一番目立ってた。うん、それでいいと思った)
そのギャップがたまらなく、自分はますますドラム好きになるのです。
バンドの中で、なにが一番好きかって、ドラム。
ボーカルそっちのけで、ドラム。

でも、もちろん、ボーカルだって。
おーい、ダグー。
ダグー。

なんていってたら、ダグ動き始めました。
あ、みえる、みえるぞ。
ダグだ。
うたってるね~。
しみじみ、そう感じさせるねえ。
身体、後ろにそらして、両手でしっかりマイク持って、うたってる。
ぽややんなお顔に似合わないほど、いい声で、カッコええ歌をうたう。
たまりません。
その、ギャップがたまりません。

それより、驚いたのがファンのみなさまです。
ここまで大合唱になるライブも久々です。
確かに、おぼえやすく、うたいやすい。フーバスって。

でも、芸が細かい。ファン。
いくらダグ、うたがウマイっていっても、一人じゃカバーしきれない掛け声みたいなものがあるんですよ。曲によって。
Inside Of You まさにそう。
「ふぅぉ~」っていう掛け声。
これは、絶妙なタイミングでファンが入れてました。
スゲーって思いました。

まあ、ライブ自体は実にコンパクトで、あっけないといえばあっけなかった。
だけど、ぽややんダグの歌のウマさと、思ってもみないほどたくましいクリスのドラムっぷりに酔いしれた一晩でありました。
あっぱれ。

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2006/12/25

U2のライブ(カメラ編)

ここ数年、ライブに行くたびに気になることがある。
それは、カメラである。
携帯のカメラで撮ることが何のためらいもなく行われていることだ。

入り口で、かたちばかりのカメラチェックをやっているが、あんなん、かたちばかりでやってんなら、やる意味ないじゃんって思うのだが。
でも、そんな意味のないチェックをやってる理由は、写真は撮っちゃダメってことである。

まあ、超望遠の一眼レフに較べたら、携帯のカメラなんてちゃちくて価値が低いのかもしれない。
だから、時間確認するついでに、メール確認するついでに、あ、撮っちゃおって。
なるのかもしれない。
ああ、なるだろうなあ。

でも、自分は頑固だ。
絶対、撮らない。
っちゅうか、撮る必要を感じないのだ。

開演前のガヤガヤした感じとか、終演後の看板とか、そういうのは、なんとなく微笑ましいのだ。
ほおー、撮ってるのー。
おいらも撮ろうかなー、みたいな。

だけんど、本番ですよ。
それ、みに、聴きに、来たんですよ。
写メとろ~って。
あんた、そんな余裕あるんすか。

おまけに撮れてるものなんて、単なる、なんだかわかんない白い帯のようだったり、黒バックに黄色い点がぽちってなってたりするようなもんじゃないですか。
なんで知ってるかって?
あちこち、いたるトコで撮ってる人がいて、その人の画面みると、そうなってるんだもん。
そこだけ無駄にまぶしいから、目がいっちゃうんだよ。
ちくしょーめ。
ジャマだよ。

行った記憶。
大切な思い出。
そんな思い出なら自分のアタマん中、焼付けとけよ。
大切なら、なおさら、かたちになったとたん色あせちゃうんだよ。

パシャパシャやって、大切、大切、なんて思ってんなら、眼ぇ血走るぐらいみとけよ。
カラダんなか入れとけよ。
って思うんです。

でも、やりたいこと、やり方なんて、人それぞれだから、ホントはここまでいう必要はないのかもしれない。
でも!言ってしまうのです。
頑固親父だからね、オイラ。

だけどね、個人の自由、やりたいから、好きだからで放っておいたら、それってどうなのよって思うんです。
ここから、話し、完全に脱線します。

「やりたくなった、それだけの理由でその辺にいる女、突き倒してやっていいっていうのか、てめぇー」

これは、かつてうちの本屋にいた店長が、万引きした奴に言ったせりふです。
当たり前だけど、警察もそこまでは言ってなかった。

400円そこそこのコミックを万引きしちゃうのは、犯罪として罪の意識として、軽いのかもしれない。
だけど、元を辿れば、やりたかった、欲しかった・・・なんとなく。
同じじゃん。
女とやりたかった。
だから、突き倒してやった。

えーーーっ、それは飛躍しすぎだよーって思われるかもしれない。
でも、人の願望や欲望なんて小さくたって、大きくたって元は似たり寄ったりだと思うんだよね。
だからこそ、何でもお好きなように、それじゃダメだと。
思うんだよねえ。

ってか、U2から、それたなあ。

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U2のライブ(今さら編)

今さらですが、U2のライブです。
友人から、「U2のライブは?」って。
お、いかんいかん。
最近、ブログで音楽語りすることが減ってしまったのもあって、つい周囲の忙しさにかまけて放置してしまった。

なんで減ったのか。
去年に較べて、CD購入量も減った。
あるものをひたすら繰り返し聴く傾向が強かった、今年は。

音楽ネタになると、とにかく熱い。
そして、それを語るととてもくたびれるのだ。
なんか、ナマはんか「よかったです~」とか「サイコ~」とか、そんなこと文章にしてんなら書かんほうがましやろ。
って自分は思うのだ。
だから、語るなら朦朧とするぐらい書ききりたい。
でも、朦朧としてちゃ他にやることあるだろ(今年はガクブチ忙しかった)ってことで、音楽ネタはひかえていたのだ。

だけど、やっぱり音楽である。
音楽で生きてるんだなあって思う。

待った待った、待ちすぎて途方に暮れたU2である。
いつになったら、日本に来るんだろう。
たまに、いつ録ったものやらのライブのビデオをみる。
U2は熱いのである。
そーいや、旅中に、言ったなあ。
「いつか、U2が来たら、一緒にライブ。行きましょう!」
約束したよ。
でも、U2はなかなか来ない。
その人とも、もう気付けば連絡なんて取れておらず、月日の流れを感じるんでありますよ。

そんな、待ち続けた中での、U2である。
人によっては、世界的に大物・有名バンドだから行っておくか。
ぐらいの人だっていると思う。

ぎえ~~~っ、何いっとんねん。
アホちゃうか。

じゃあ、自分にとって、U2ってなんなんだろう。
エニグマが、ビジュアルであるなら、U2は「かたまり」である。
みえない空気であったり景色であったり、いつかどこかでみた何かを求めるとき、必ずそこにはエニグマがある。
逆に、手ごたえのある感覚、怒りであったり、疑問であったり、どくどくした力そのものは、U2なのである。
U2に求めるのでなく、自分が怒りそのものの「かたまり」なんだって実感するのである。

さて、そんなU2を待つわけであります。
12月4日。
日本公演最終日。

なかなか、はじまらん。
隣りのガキが駄々こねてる。
どうやら、家族で来ているらしい。
40代そこそこの父ちゃんと、3歳くらいの息子。
はて、3歳の息子にU2がわかるのだろうか。

息子、かあちゃんのトコに行きたがる。
おいらの隣りで、もがく息子。
うっ・・・うざいじゃないか。

席が別々らしい。
父ちゃん、連絡をとり、今度来たのはおねえちゃん。
おねえちゃん、6歳ぐらい。
静かである。
っていうか、やっぱり、U2わかるんだろか。

わかるわけないですね。
はじまったとたん寝てました。

でも、父ちゃんはとんでもなくU2ラブなんでしょうね。
叫ぶ、発狂、手拍子。
はじめから終わりまでそれは途切れることなく、ずーーーーーっと。
ファンの鑑のような方でありました。
きっと、子供たちにも、U2の素晴らしさをって思ってのことだったんだろうけど、寝ちゃってるよ。

まあ、そんなお隣さんと一緒に。

暗くなったあーーーっ!!
ダメだー、出るんだ、来るんだ、こんちくしょうめ。

すぽっと、ライトの元でエッジのギターが刻まれる。
ちきちきちきちきって。
そう、このギター、このイントロ。
まさに、ゆうつうーっ!!

どうしていいんだか、わからん、おぶおぶしてるうちに、もうひとつ明りが。
その中に立つのは、ボノ。
ぼのぉーーーーーーお。
あああ、なんでか、もう、日の丸振ってるよ、この人。
あああ、なんだか、わけわかんないよ。
別に、日の丸振らんくてもいいんだって。

あああ、なんだか、わからない。
おぶおぶしてる自分が続く。

そして、号泣。
またも、周囲、誰ひとり泣いてもいないのに、ひとり号泣。
おうおういうのがとまらない。
ドラマみたいに、涙つぅーなら、カッコいいんだけど、ハナはたれてくるし、嗚咽になってるし。
ぼっ、ぼっ、ぼっのぉーーーー。
っげほっ、うえっほ。おえっ。(むせるがな)
それでも、言ってるし。

何を求めてるのか、わかんなかったけど、でも、ひたすら泣く。
U2を聴きはじめてからの過去が、どおおおっと押し寄せてくるかのようだった。
それは濁流だ。

いっぱい歩いたこと。
旅で、アイルランドに行って考えたこと。
みたもの、感じたもの。
疑問・怒り。
越えられない壁。
越えなきゃいけない何か。
血・血・血。
自分の中に流れる血。
穢れた血、清い血、混沌とした血。
争ったもの。
闘い続けること。

全てが、ひとつのかたまりになって押し寄せてくる。
それを避けないでずっと歩いてきたから、今があること、目の前で過去と今がつながったのかもしれない。
でも、終わったわけじゃない。
これからもずっと続いていく。
ボノがうたっている。

うれしかった。
涙のあとに来るのは、うれしさだった。

U2も、かたまりなのだ。
そんな気がする。
たくさんのバンドがある。
音楽がある。
一人で音楽を作ることだってできる。
でも、U2はずっと、4人で。
変わらぬ4人で、ずっと音楽が。
4人であることの、強さ。
ステージの彼ら、4人でひとつ。
誰が欠けても、U2ではないのだ。
それは奇跡でもあるのだ。

奇跡を目の当たりにしているから、おぶおぶするのだ。
人と人が一緒になること。
偶然なのかもしれない。
けれど、そこには奇跡ってものは絶対あるのだ。
だから、感動するのだ。

そこらへんのお互い見ず知らずの4人の人間が、いきなりステージでU2の音楽をコピーして演奏しても、感動なんてしない。
感動は、誰でもどこでも生めるものじゃないんだ。
貴重で、それは瞬間でもある。
だから、その場にいることだけで、身震いするし、歓喜し、発狂なのである。

結局、3回、泣いていた。

WITH OR WITHOUT YOU
U2として意識して聴くようになって、はじめに飛び込んできた音楽が、たぶんこれだったんだと思う。
初めて手にしたCDは「POP」なんだけど、それ以前に、U2の音楽はどこかで耳にしていたんだろうね。
徐々に盛り上がっていく曲なんだけど、やはり、その盛り上がりに合わせるがごとく気持ちも昂ぶっていったんでしょう。
お約束どおり、ボノの雄叫びのところで泣いておりました。
なにも、泣かなくたって、いいに~。
って、わかっちゃいるんだけど。
とまらなかった。
ちなみに、周りは誰ひとり泣いておりません。
あれぇー?

WHERE THE STREETS HAVE NO NAME
これは、ライブ映像をみてるだけでも、涙がこみ上げてくるのだ。
というわけで、今回、念願のナマですから。
目の前におりますから。
泣くなっていうのが、無理っていうもんでしょう。
これもお約束です。
エッジのギターのイントロで、もうダメでした。

この音楽には光が射すんです。
一筋の光です。
それは、真っ直ぐにのびていきます。
迷いのない光です。
あきらめないで、進んでいくこと。
突き進んでいく、道すじを照らす光です。

と、まあ、とにかく涙三昧のライブでありました。

U2をみていると、とにかく続けていくことの凄さを感じる。
ただなんとなくじゃ、何事も続けていくことは難しい。
伝える・伝えたい思いがあるからこそ、ボノはうたい続けてる。
でも、「自分」なんだ、きっと。
ボノは必死に自分と闘い続けてる、そんな気がする。
誰かのため云々キレイごとならべてるより、自分自身と闘い続けてる人は、がむしゃらでカッコいい。

むかし、夢をみた。
夢の中で、私は「ボノになりたい」って言っていた。
なに言っとんじゃって感じだけど、それはそれでスゴイ。
そんなこと言ってる自分がアホでスゴイ。

そうか、ボノになりたいのか。

姉いわく。

「あんた、ぼのぼのになりたいんじゃないの?」

いがらしみきお作の、漫画である。
ラッコである。

こっちだったのか・・・・
うかつであった。

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2006/12/10

走れロケンロー

友から、音楽をいただいた。
この友は、自分の知らない、聴かない音楽を下さるありがたい人だ。
知らないといって、全く畑違いの音楽を差し出すのではなく、ワタクシのツボにはまる音楽を下さるのだ。

今回は、the KILLERS
UKと思ったら、そうじゃない。
でも、UKの香りが漂う彼ら。
デビュー・アルバムにして、貫禄たっぷりなところに惚れて聴きまくっている。

あきれるほどに王道ロック。
でも、ここまでロックでやっていただけると、むしろ新鮮。
そして、これでいいんだ、と思う。

結局、走っていたいのである。

いろんな生きるスタイルがある。
のんびりな人もいるし、いつの間にかそれが怠惰になっちゃったり。
年を重ねると走ることなんて無縁になっちゃう人もいる。

自分は日常の一部として、走っている。
スポーツなんて、まっぴら。
ランニングやウォーキングなんて、そんな面倒なことしてられっか。

じゃあ、なんで走ってるのか。
走らざるをえないのだ。
仕事場である本屋で走ることは常だ。

走らなくてもいい場でも走る。
赤になりかけてる信号とか。
待ちゃいいのに、サガだろか。
気付くと走っている。

この前の、U2のライブも全力疾走である。
7時30分から開演だというのに、7時15分に大宮駅なのである。
22番線ホームから1番線ホームへ、走る。
ひたすら走る。
たった1個の駅、戻るために走る。

そんな走る背景に、音楽がある。
自分に流れてる音楽が、結局は自分を先へ先へと走らせる。
それが、心地よくて仕方ない。

音楽に求めるものはなんだろう。

ロケンローなんだよ、きっと。

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2006/10/21

ENIGMA

Cd33心を研ぎ澄ます。
空間に残る雑音を排除し、無の状態で臨む。

それが、新しいエニグマの音楽を聴くときの習わしのようになっている。
それは、10年以上続いている。

しばしの静寂。
遠くから現れる音。
エニグマだ。

還ってきた。

小さな緊張と、その後から安堵感。
エニグマの音が、還ってきた。

たくさんの音楽を聴いてきた。
それらは、ときに葉になる。
いっぱいに拡がっていく葉だ。

逆にエニグマは、根だ。
いつまでたっても、エニグマの音が微妙な変化をしても、自分にとっては根である。
そこにいつまでもある。
人目につかず、でも、ずっと支えている。

もし、木が燃えても、その部分がいちばん最後まで残るだろう。
方々に拡げた葉や枝は簡単に燃えてしまっても、その根は燃え残るかもしれない。
いびつなかたちで、煤けて、黒々しく。
そして、生々しく。

自分である。

人から気持ち悪いとなじられても、そんなかたちになっても自分は残るのかもしれない。

エニグマに癒されるでない、自分の根に取り込む命そのもののように、エニグマを自分は欲する。
還ってきて、それに安堵感をおぼえる理由が、ようやくわかった気がする。
10年以上たって、やっとわかった。

エニグマの中に自分をみる。

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2006/09/30

フーバスタンクのチケット

自分はチケットとりに定評がある。
どんなライブのチケットでも、とるのだ。
そして、その席はなかなかいいトコだったりする。

その腕は中学の頃から発揮されており、ある大物のライブに行きたいと友人が私にチケットとりの依頼をしてきたことがある。
当時はネットで予約なんてない。
電話である。

しばらくは、つながらない。
友人も挑戦していた。

やっぱり、しばらく、つながらない。

あ、がちゃって。
つながった。

「2枚お願いします」

自分のではないが、なんかうれしい。
また、しばらくたってから、友人宅へ。
ここには、あっけなくつながる。
どうやら、もうあきらめてたらしい。

「とれたよ」

「えー、こっち全然つながんなかったのにー!ありがとー」

って。
そんなで、それから年月はたっても相変わらず、ぱかぱかチケットはとっていく。
自分のとれないチケットはないだろう、そう過信までしていた。

ところが、どっこい。フーバスタンクめ。
苦戦したぜ。

まず、プレリザーブがとれない。
今まで、これがとれなかったことなんてない。

「抽選にもれました」

ってメールがきたとき、バカみたいに何度も読み返した。
でも、何度も読んだって、とれてないもんはとれてないのである。

それから数日後、今日。
一般発売の日。

開始から、5分と経たぬうちにチケットの枚数が残りわずかのマークに切り替わっていく。
おおおおおお、追いつかねえ。
待てっての。
画面が肝心の申し込みの画面にすらかわらんちゅうのに、残数だけ減っていくやないの。

あわあわあわ。(←いそいでる)

画面出たーっ!って思ったら、

「こちらの席種はご希望枚数が用意できません」

って、オイ、2枚だぞ。
なんで、2枚がダメなんやっ。

アホですよ。
1回の申し込みで15枚までとれますって。
なんですか、その15って。
誰と行くんですか。
そんなに。

そんなだから、「2枚」がとれなくなっちまうんだよー。

また、あわあわしながら、最初の画面に戻って、席種を変えて、再チャレンジ。
んなことしてるうちに、やはり、どんどん、マークが切り替わっていく。

最初は ○ね(席、余裕あり)
次 △ね(残りわずか)
最後 ×(ないよ)

あわわわ、どうしよう。

ぴこっ。

「受け付けました」

いちばん狙っていなかった席2枚ゲット。

そして、開始から10分たらずで全席完売。

フーバスタンクめ、あなどれないぞ。
そんなに人気あるのか。

なんだか、よくわかんないけど、まあ、よかった。
ただ、いえることひとつ。
このチケットじゃ、たぶん自分何も見えないんだろうな。

「2階スタンディング」

きっと、前の人の背中に埋もれて、ぎゅうぎゅういってるんだろうな。
でもって、意味不明なトコで、狂ったように跳びはじめて、周囲の空気が冷めていくんだ。

そう、いつも、そうなんだ。

見えないから、やけくそなんだよ。
そこんとこ、でっかい人に、わかってもらいたい。
ホント、見えないんだって。

「将来の夢 : 大きくなりたい」

夢叶わず。

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2006/07/01

FIX YOU

ちょうど、去年の今頃だ。
LIVE8なるものをみた。
賛否両論あるLIVE8だが、別にその是非を問いたくて、また出してきたわけじゃない。

このLIVE8をみて、ある曲と出合った。
コールドプレイの『FIX YOU』だ。

下から、ふわっと煽られる風を感じるステージだったように思う。(記憶あやふや)
午後から夕方に向う時間の独特のゆるさ。
そう、この時間帯は「スーサイズ・タイム」っていうんだぜ。
って、インド人からいわれたことがある。
この時間帯は、どうやら自殺者が多いらしい。
いわれてみると、なんとなくあの世とこの世を繋ぐ時間帯のような気もする。
特別に活発になる時間でなし、完全に休まる時間でなし。
人の身体と脳だけが、ゆるやかに下降していくようで、でも、時間だけは過ぎていく。

ゆるい陽射し。
眩しくない陽射し。
光と影がくっきり出ない、雲の厚いところからさす陽射し。
ぼんやりした初夏。
そんな時間帯のステージで、コールドプレイ。
風なんて吹いてたのか?
でも、記憶では、というか自分の感覚では、風を感じていた。
その風は爽々しかった。

静かに始まる曲。
風が気持ちよく感じられる曲。
一瞬の間のあとに、力強いギター。
限りなく限りなく、刻まれるギターにいつしかドラムが重なる。
無限のひろがり。
まどろみの中で覚醒してる。

この後、しばらくしてから、コールドプレイの3rdアルバムを手にして、この曲が『FIX YOU』であることを知った。
大好きな音楽はたくさんある。
数え切れないほどある。
しかし、思い出「深い」音楽といったら、これをあげる。
「深さ」では、これに勝るものは今のところ、まだない。

音楽は記憶と情景にリンクする。
これを聴くたびに、2005年の夏に自分はいる。
早朝の空気。
雨のあとの地面。
暗闇。
待つ時間。

そして、この曲を贈りたい相手がいた。
自分には何かできると思った。
たすけたかった。

気持ちを研ぎ澄ませていると、今でも、これを聴くたびに涙が溢れる。

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2006/05/29

HOOBASTANK

Cd29自分と音楽との出合いは、とてつもなく一期一会的である。
またまた、そんな使い古された表現しちゃって。
って感じかもしらんが、そうとらえられたって構わない。
だって、本当なんだ。

この、フーバスタンク、まさにそんなだった。
どうしようもなく、身がよじれて興奮した。
これは買っとかなければ、即。

音楽、大好きなんていいながら、その情報源は全くない。
雑誌も読まないし、テレビやラジオ、ネットからも音楽の情報は得ていない。
人づての話もほとんどない。

じゃあ、どうやって音楽と出合っているのかというと、これが偶然なのである。
たまたま、タワレコに行く。
そこに並んでる、CDを眺める。
いくら大物の新譜が並んでても、ダメなときはダメである。
動かない。
アンテナがね、無反応なん。

それが、あるとき、これが偶然なんだろうけど、いきなりビビビビと走るものがある。
なにがなんだかわからなくても、ただヘッドフォンをつけてみる。
音が脳に注ぎ込まれる。

完全降伏。
なんだ、これは。
偶然が引き起こす衝撃。
くらくらする。
自分の知らないところに、こんな凄まじい音楽があったとは。

そう、音楽との出合いは衝撃なのだ。
自分を虜にする。

手にしてから、もう何度も何度も繰り返し聴いている。
悔しいくらいに、カッコいい。
カッコいいを通り過ぎて・・・じゃあ、なんだ?
また、一周しても、結局カッコいいじゃないか。
たまんねえな、おい。

そして、音楽も衝撃なんだが、ヴォーカルのダグのぽややん加減にまたやられた。
ダグ、なんでしょ、このボヤ~ンとした佇まいは。
そんな彼の、のびやかな声、あっつい叫び。
一体どこから出てきてるんでしょ。
疑問だらけですよ。
だから、ますます好きになっちゃうんですよ。
思いもよらない奴が、思いもよらないことをやっている。
素晴らしい。

ほら、ちょっと見てください。

Cd30

ギターの彼、コラッ。のびのびしすぎですよ。
真ん中で、ダグ。ちょこんとしすぎですよ。
ドラムのアナタ、とても普通です。

こんな彼らの奏でる、産み出す音の強烈さは、最近味わっていないものだったからこそ、より自分の心に迫った。
ふるえる。
ふるえるほど、好きなんだ。

激しい音とゆるやかな音が交互にあらわれる。
決して一本調子ではない。
一瞬の静寂、それを突き破るダグの雄叫び。
休む間がない。
というか、休んでてどーすんですか。

ガンゴン来る轟音のあとの、穏やかなメロディー。
あ、これは落ち着いてるのね。
と思いきや、

ぎ、いぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええ!!!!

ダグ、叫びまくり。
おおお。
ここまで叫んでくれると、ありがたい。
余計なものが洗い流されていくよ。

音楽のありがたいところは、今まで眼の前を覆っていたくだらねえもんであるとか、白モヤが払拭される点だ。
そして、まっさらになったところに新しい景色が飛び込んでくる。
それは新たな力でもある。

いらないものは捨てる。
その勢いは全て音楽から得てきた。
欲しいものはむしり取る。
その欲望の渦は音楽の中にある。

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2006/05/20

FATBOY SLIM

持久力型から瞬発力型に、そろそろ移行の時期かもしらんなぁって感じた。
オールナイトのFATBOY SLIMのライブにて。
昔は醒めない夢のごとく、いつまでも続いていればいい、終わらなければいいって思ってた。
だから、オールナイトのライブはまさに夢だった。
そして、夢見心地の浮遊したアタマと身体で帰路に着く非日常に、酔いしれていたりなんかした。
少々、アホである。

まあ、アホでもいい。
今もアホに変わりはない。

でも、年はとった。
だからこそ、長時間だらだら踊っていることは不可能になった。
単純にくたびれるのだ。
しかし、悔しいとか寂しいとか、感じないものである。
自分の目の前で踊り狂ってる少女を眺めていても、何も感じない。
逆に、これから帰ってからのことを爆音のなかで冷静に考えたりしてた。

そう、今日の予定。
今日は、帰ったら髪を切りに行こう。
ライブと全然関係ないじゃん。
だけど、ライブはライブで楽しんだ。
だから、よし。
そして、今は少し眠い。

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2006/05/05

DREAM STATE

Cd24面倒くさい会話がある。
「好きな音楽なに?」
って訊かれること。

実に面倒くさい。
今、好んで聴いているものを答えるべきなのか、それともジャンルを訊いているのか、はたまた一番好きなものを訊いているのか。
たいてい質問を持ちかけてくる人は、自分のことは話さないケースが多かったりする。
人のことは訊いてくるくせに、自分は「ふ~ん、それなんだぁ」で。
「ふ~ん」ってなんだよ、ふ~んじゃ、わかんねえよ。
会話成立してないじゃん。

そんなせいか、人と面と向かって音楽の話をすることは、あまりない。
こうやって、独りよがりにブログやHPのなかで音楽語りをしてるほうがラクだ。

さて、今、好んでよく聴くものといったら、この『DREAM STATE』である。
手にしたのは、けっこう前のことになる。
1月か?
たぶん、そのあたり。

買ったばかりの頃は、楽しい気分でウキウキ聴いていた、のも束の間。
聴き始めて間もなく、どん底に突き落とされる事態発生。
その現実から逃避したトコで、なんの解決にもならない。
自分だけの問題なら、いい。
自分で解決の糸口を探すから。
でも、自分だけでは、どうにもならない事態。
こんなこと生まれて初めてで、まさか、自分がこんなことに遭遇するとも思ってなかっただけに、衝撃・愕然というより、呆然とするしかなかった。
おろおろしてた。

そして、ただ、ひたすら『DREAM STATE』を聴いていた。
これ聴いて励まし?
なんねえーよ。
でも、聴き続けた。

今、しばらく月日が経ち、あのときのことを忘れたかというと忘れてなんかいない。
たぶん、忘れることはないと思う。
そして、あのときから、今も、ずっと聴き続けている『DREAM STATE』は、聴くたびに苦みと甘みが交錯する。
複雑な味がする。
楽しいだけ、苦しいだけ、の「だけ」なら、人は忘れやすいのかもしれない。

あのときのことが美化されることも肯定されることも決してない。
だけど、堕ちたらどうするの?
這い上がるしかねえだろーよ。
それしか答えがなかった。
そんな答えを見つけられた貴重な機会でもあった。

DREAM STATEの中に、君はいる。
君だけじゃない。
たくさんの人がいる。
自分もいる。

1曲目、Prelude、美しく立ち昇る景色をみることが出来る。
音楽は自由だ。
だから、好きだ。

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2006/05/04

ツェッペリン狂熱のライブ

ウチにはいまだにDVDがない。
PCでみることもできない。
そんだけ小さいPCを使っているのだ。

なもんで、初めて映像としてのツェッペリンをみた。
BSでやっていた『狂熱のライブ』だ。
なんちゅう、邦題をつけとるんだろう。
とにかく、スゲエんだってことをいいたかったんだろう。
映画としての出来は、どうなんでしょうって感じではあったけれど(途中の寸劇はいらんなあ)ライブはさすがである。

よく思うことだが、自分が20年、いや30年以上前に生まれていればよかったなあと。
ビートルズもそう、このツェッペリンもそう。
ナマで観ておきたかった。
当時のチケット争奪戦は熾烈なもんだったろうよ。
それでも自分は学校休んで死に物狂いで取ったろうよ。
今みたいに、ネットでピじゃないからね。
もんスゴイ倍率の中で、当たるか当たらないか。
長蛇の列にだって、並んじゃうんです。
それでいいんです。
そんくらい必死になってでも手に入れる価値のあるチケットだと思うんですよ。

でも、時代は変わりました。
どんなに望んだって、彼らはいないんです。(いるけど、そういうんじゃなくて)
残ったのは彼らの音楽です。

それを昨晩、あらためて観る。
レコードという時間の限られた薄いもんにおさめられたものと、生身の人間の生み出すライブという空間にここまで差があるんだっていうことを実感させられた。

『幻惑されて』、終わらないんじゃないかと思った。
ジミー・ペイジはスゴイスゴイっていうけど、イマイチわからなかった。
そのスゴさっていうのは、凄まじさだった。
静かなたたずまいで表情も穏やかに、でも、彼から産み出される音は激しくて生々しい。

そしてなによりも、ツェッペリンが好きでたまらない理由は、そのエロさである。
したたりおちる、エロさ。
甘美で妖艶で、それでいて揺るぎのない音世界。
4人それぞれの持つ個性が音となり、からむと、相反するものが衝突する。
それは限りなく女性的なものであったり、限りなく男性的なものであったりする。
それらがふとした瞬間にからみ、混ざり、上下ひっくり返り、異種混合戦なわけで。
観ている方は、目眩を起こす。

エロさバンザイ!
エロくてサイコー!

でも、この「エロ」をとかく、はきちがえてくれる人がいる。
衣装が奇抜である、動きがいやらしい、なんて。
そんなレベルだけで「エロイねー」なんていってくれちゃって実に安上がりな観衆である。
わかりやすい表面だけを見て楽しめる観衆なんだろうな、と思う。

そう考えると、ツェッペリンの衣装もスゴイことになっている。
動きもハンパじゃない。
だけど、自分が欲するのはそんなんじゃない。
そんなところにお安くエロさを見い出してるんじゃない。

じゃあ、何に?
おそらく、4人の個性の衝突に、わなわな震えてるんだろうな。
ちなみに、こんなん就寝前に観るもんじゃないね。
無駄に興奮してしまうじゃないですか。
いかんいかん。

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2006/04/01

MOGWAI

Cd28自分でも、自分の触れられない部分というのはあって、それはあえて触れないようにしてる触れたくない部分なのかもしれない。

そんな部分に触れられると、自然と身を投じてしまう。
委ねることができてしまうのだ。

それが、『MOGWAI』の1曲目だった。
序章としてのイントロだろーってな感じで、軽くみてる人のほうが多いのかもしれない。
実際、試聴コーナーのコメントにも、1曲目のことをふれてるものはなく、たいていは2曲目のラウドなギター炸裂のほうで盛り上がってるわけで。
そんなもんである。
地味なものは、やはり地味なままの傾向が強い。

でも、1曲目の「Auto Rock」、地味なんだろうか。
地味というよりは、幕開けが静かなだけのような気がする。

まず、ひとつの音が始まる。
その音に、ひとつひとつ趣きの違う音が重なっていく。
その重なり方は、ゆるやかで、メロディーが急変することはない。
ひたすら、ひとつの音に、次の音が重なっていく。
だから時間がかかる。

そして、2分を過ぎた頃に胸がぎゅうーっと締めつけられる。
いででで、あだだだってな具合で、それも急激ないたみではない。
雑巾をぎゅうーっと絞る感じで身がよじれる。
その音に抗うことができず、ただ、痛い痛いって感じながら委ねているしかないのだ。

しかし、苦痛ではない。
たぶん、自分の欲しているものなんだろう。
自分の触れられない部分に届いたもの、届くものとして受け入れられたMOGWAIの音に完全降伏なんだろう。
だから、恍惚としたし、何度も何度も繰り返し聴く。

こうやって、音のストックが身体の中にたまっていく。
みえない景色や記憶の断片にはたらきかけ、ものを作る。

音楽は聴くというより、自分の身体が欲しているものであって、だから歌詞であるとか、そのバンドの記事なんてものはどうでもいいのだ。
彼らの発言は、雑誌の記事でなんか見るより、もう、その音そのものに現れている。
ならば、それを聴くだけでいいじゃないか。
って思う。

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2006/03/11

ホワイト・ストライプスのライブへ

1月の半ばから、ずっと疲れている。
なんだろう、この疲労感。

自分の身体と向き合った。
「ヘルニアです」と診断され、1ヵ月半。
山積みの返本を眺めても、手が出せない。
以前だったら、山崩して、がろがろ作業してたのに。
それが出来ないことが、身体の不調よりも悔しくて疲労。

身体の不調はまだ続く。
不調自慢か、このヤローだ。
甲状腺の異常はクリアしたものの、新たな敵が。
「肝臓」の数値が。
これは、まだ病院に行ってないから、よくわからん。
でも、原因はわからんでもない。
酒の飲みすぎ。

先日もワインを飲んだ。
飲むのはいい。(いいのか?)
その飲み方がおかしい。
ごっくごっく、のどを鳴らして、おジュース感覚で飲む。
おジュースですか、ちょっと違うでしょうに。

やらなきゃいかんことはいろいろあるけど、それをやる以前に自分の身体をリセットしなきゃまずいよなあ、なんて最近思う。
というか、やっぱ、ちゃんと年とってるんだなって。
身体だけじゃなくて、気持ちも揺らげば、それが疲労としてキチンと表れるんだなって実感した、ここんとこの数ヶ月。

今までの休日を思い返してみる。
果たして、何もしてない休日ってあったろうか。
貧乏性で、時間があると「せっかくだからなんかやっちまおう」って。

そう考えると、一人の時間っていうのも少なかったように思う。
そんな中での、久しぶりの一人だ。
ホワイト・ストライプスのライブに出かけた。

一人のいいところは「時間が余ってしまう」ということだ。
誰かと一緒だと、なんとなく喫茶店に入れば、もうそれだけで時間は費やせてしまう。
話はなくとも、なんとなく向き合っていれば会話になって、それで時間は知らぬ間に経ってしまう。

一人だと、まず会話はない。
何か眼に入っても、それを感じても、それは言葉にはならない。
感覚として、自分の中に押し留まるだけだ。
たくさんたまってくると、それを書きとめたりすることもあるけれど、結局それが何かになる・作用するってことはなくて、たぶん会話になる言葉の代わりなんだろうなって思っている。

そう、そう思うと会話になってる言葉なんて、何ものでもないのかもしれない。
うすっぺらな空気以下になってしまうときがある。
だから、相手に対する言葉を徐々になくしていく人がいても、それは当然なのかもしれない。
でも、たくさんじゃない言葉の中に、とても大切な何かを見つけることもあるから、自分は言葉を出すことは嫌いじゃない。

やはり、時間は余っていた。
買い物もあっという間に終わってしまう。
本屋をふらつく。
飯を食う。
ランチ・タイムで店が混んでるんで、早々に出る。
CDを眺める。
聴いてみる。
ああ、そうか、と思う。
迷わず購入。

まだ、時間が余っている。
吉祥寺に向かう。
行きはJRの中央線で、帰りは私鉄で渋谷に戻ってくるのがいつものルートで、これが何故か気に入っている。
いつも、そうなる。
だから、やっぱり気に入ってるんだろうな。

昼飯前に買った本を、ようやく吉祥寺で腰を据えて読んだ。
どのくらい読んでいたんだろう。
2時間ぐらいか。
このあたりで、「道はひとつじゃないな」って思うようになっていた。
道?ひとつ?なんの道?
今まで、自分の眼を覆っていたもの、それが徐々に外れてきている実感があった。
その実感は「楽になる」というものでもあった。

最終的な到達点、「なるもの」っていうのはひとつなのかもしれない。
おそらく、ひとつだ。
でも、そこに至るプロセス、道はひとつじゃない。
遅まきながら、ようやくそれに気づいた。

自分のそばで必死にもがいて苦しんでる相手を眺めていても、なかなか気づくことができなかった。
ただ、焦らすことしかできなかった。
それは、自分が一番忌み嫌う世間一般のものさし。
それを自分が、いちばん使っていたからだ。
そのものさしを、目に付かないところで出して、使っていたんだ。
そして否定なんかして。
矛盾してた。
そりゃ、苦しいだろうよ。
苦しませて当然のことを、自分からしていた。

吉祥寺から渋谷に出てくると、なかなかよい時間になっていた。
そろそろライブ会場に向かう。

考えることが少ないとき、時期は、それだけで充分と思えた。
ライブに行く、映画をみる、もうそれだけで一大イベント。充分なのである。
でも、去年くらいからであろうか、それとあわせた何かが普通にからんでくるようになった。

「ホワイト・ストライプス」のライブ。
タイトルでそう掲げているなら、それだけを書けばいいじゃないか。
でも、それだけというより、むしろそれを囲む周辺に色がある。
その色は決して、クリアなものでない。
だから、表に出てくる。

「赤」にもいろいろな赤がある。
彼らの「赤」は艶めかしい。
決して攻撃的な赤ではない。
しかし、攻撃以上の強さと奥行きがあって、「白」い彼らを包み込む。
赤い空間の中で、白い彼らは光をおびる。

ふたりだけの世界に満ちる空気は、確かにふたりだけで完成されている。
内へ内へ、ふたりだけの中に落ちていきながらも、その力は外へ放出される。
余った力が放出されるのではなく、ふたりの中で、ふたりを通して得たもの、ふたりのフィルターを経た力が外へ放出されるのだ。

ジャックは、メグを「My Sister」と紹介する。
その隣りで小さくなってはにかむメグ。
ドラムをドカスカたたいてた彼女が、あれ?というほどちいちゃく見えた。

彼らは姉弟と公では言っているけど夫婦なのでは、なんて話もある。
でも、そんなのどうだってよくて、ふたりで全てなんだなって思えた。

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2006/02/15

ホワイト・ストライプス

cd26自分は人からの「オススメ」に乗るのが遅い。
というか、完全に乗り遅れている。

そういや、ステレオフォニックスのときもそうだった。
友人は早い時期から興味を持っていて、「きっと好きだよ」って。
サマソニに来るんだって、行きたいねーって。(もう、これもだいぶ前のお話)

で、自分はというと、とんと知らん人であるし、「ほうー」程度。
あっさりしたものである。

それが、去年の夏、来日するってときは、自分が見つけたんだかんね!!
の勢いで、友人に「すごい人たちが来る」と連呼。

友人にしてみりゃ、「遅いよ、あんた」
もう、何年も前に言ったじゃん。
そのとき、無関心だったじゃん。

そんな友人は、こんなアホな自分を、おそらくアホだな~と思ってるのかもしれないけれど、いまだに見放さないでいてくれていて、誠にありがたいの一言に尽きる。

というか、ステフォニじゃないや。
ホワイト・ストライプス。

こちらも、音楽好きな方から「好きだと思うよ」ってことで、そのヴィジュアルがまず眼に入ってきたバンドである。
そーいや、この2人、写真ではよく眼にしていた。
でも、取り立てて気になるところもなかった。

いつだったか、そんなに古い話じゃない。
本屋でいつも通り仕事をしてるとき、外人のお客さんから

「The White Stripes」

って訊かれた。
たぶん、「好きだと思うよ」の一言で興味を動かしていなければ、おそらく

「ございません」

って答えて、帰らせてしまってたかもしれない。

レジを他の者に任せて、そのお客さん引き連れて、てけてけ走る。

うちの本屋は品揃えは非常に悪いがCDも売っている。
こっち!こっち!自信満々で、ほい!ホワイト・ストライプス!!

「おおおお~」

って興奮気味に喜ぶ、そのお客さんの様子を、ほえ~と見上げてたら、なんだかこのバンドに興味が出てきた。
「おおおお~」が効いた。
なんか嬉しくもなった。
自分も聴いてみたいなと思った。

それから、間もなく手にした。
最初の「好きだと思うよ」からは、ずいぶん時間はかかってしまったが。
でも、そうなんだ、自分は新しいものを自分の中に取り込むのには時間がかかる。
だから、自分が「こりゃー、いいな」って、浮かれてるときは、ススメてくれた人の熱は普通に冷めていたりなんかするんだ。
まあ、しかたない。

まず、この2人がかっこいい。
メグ。
女性がボーカル、キーボードであるのは、常套。
それらに、きらめくものはあまり感じていない。(きらめいてる方も、います。もちろん)

では、メグ。
彼女はドラム。
かっこええ~。
この彼女がドカドカドラム叩いてる姿、想像するだけでいける。

ジャック。
見てる先の視線がいい。
どこ見てんだろ。
ものすごく的確に何かを捉えているんだろな、そんな眼をしてる。
「彼のギターはスゴイ」って、いろんなトコで言われてるけど、実際テクの事に関し自分は無関心。
上手かろうが下手だろうが、心に届くものでなければ、結局、心は動かない。

そして、彼らの哲学が決して揺るがないこと。
まあ、揺らいじゃってる時点で、哲学じゃないだろ。
静かに闘い続け、腐りかけた世間を冷ややかに見てるシニカルさが、たまらない。
彼の、ニヤって笑った姿って、かっこいいと思うんだ。
世間を見透かした眼ってヤツですかね。
たまんねえな、おい。

こんな2人の音楽を聴いてるだけでも実際、とても満足だった。
そしたらどっこい、「振り替え公演」!?
1月に予定されていたものの振り替えらしい。

うおおおおおおー、これは行かねば。

いやあああああー、予約のサイトにちっともつながらないじゃねえか。

先着なんだかんね。
急がなきゃ。
でも、つながらもん、どうするに。

なーんてね、つながってね、チケットも無事とれましてん。
立ち見だと、自分のサイズが災いしてなんも見えんじゃろうということで、2階席で。

とくと拝見。

それより、アルバムに収録されてるボーナス・トラック。
ちっとも、ボーナスじゃないよ。
日本のレコード会社はなんで、こんなにバカなんだろう。
入れなくっていいって。
本編だけで、「かたち」になってるのに。
奴らのセンスのなさにヘドが出ちまうぜ。

おえ~って。(←小学生なみの発想。バカはこっちか)

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2006/02/05

静寂の中の音楽

cd27

「今ならね、静かな音楽が聴けるよ」

心が落ち着いて澄んでくると、静かな音に眼を凝らすことができる。
静かな音が耳をとらえる。
一音一音が鮮明に身体に刻み込まれていく。

静寂に灯をともす音楽。
シガー・ロスと一緒に、きみを迎えに行こう。

きみは「勝利の薔薇」
勝利の「白い」薔薇。

自分はきみに降伏。
こんな降伏は、初めてだ。

迎えに行くよ、シガー・ロスと一緒に。

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2006/01/26

繋いだもの

cd23

たとえば、言葉も声も届かないところに居る相手にそれらを伝えるとするなら。
どうすればいいんだろう。

自分は待ち続けた。

電話に残る声も、画面に映る文字も、それは形を成さない。
だから、待つしかなかった。

励ますでない。
嘘をつくでない。
無視をするでない。

ただ、待つしかなかった。

どこかに居るであろう確かな感触。
でも、どこに居るのかわからず時間だけが、そのものを締めていく。
時間がない。

必死に呼んでいる声はきこえる。
でも、どこに居るんだよ。
感触だけで探せって言うのか。

そんな時間と空間を繋いでいたものが、「Whatever」だった。
音楽が心と身体を繋ぎ、離れた相手の感触を待ち続けていた。

あきらめないよ。

その言葉は間違っていなかったし、これからも。

もっと自由になれる。

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2005/12/06

maeのライブ

インフルエンザの予防接種を受けてから常に微熱の状態が続いている。
その注射の当日も、受ける前に熱をはかったらやはり微熱があった。

「微熱あるんなら先送りしてもいいんですよ」

って、病院の先生から言われたけれど、面倒やと思ってそのまま受けてしまった。
これで予防なんだろうか。
なんかちょっと違うような気もするんだ。

そんなせいで、maeのライブ当日も明らかに微熱気味なのは身体でわかっていた。
身体の表面は冷たくて、内は熱いという、ふたつの体温を同時にかかえている違和感。
そして、とても眠い。

無理して微熱が中熱、高熱になったら大変だってことで、ライブは退いた位置で楽しむことに。
というか、会場となる渋谷のクアトロは狭いくせにとんでもなく、ご太い柱がゴンと立っている。
今年の初めに行ったサンボマスターも、ここクアトロだったんだけど、この柱にどんだけ苦労したことか。
見えねえ~、ホント見えね~。
なにこれ、なにここ。
そんなだったんですよ。

で、今回は柱をさけ、一段高くなったフロアの最前列に。
ここなら見える。
ステージ前も、自分の行った時間はガラ空きに近い状態で、これはこれでとても魅力に感じた。
でも、今の自分、微熱でしょう。
もみくちゃにされちゃうでしょう。
高熱になったら困るでしょう。
ということで、しぶしぶ退く。

maeとの出会いは偶然だった。
maeに限らず、いつも音楽は突然たち現れる。
だから、そのときは「なんだろう、これは」と思うこともたまにある。
後になって、自分に必要だったんだなって気付いたり。

maeは、ある人の姿が、いきなりかぶった。
ホントに、ぼん!って感じで、あまりにそれが、ぼん!でびっくりしたのを今でも憶えている。
それまで、あまり「かたち」として見えてなかった人物が、このmaeを聴いた途端いきなり「かたち」を帯び、ちからを持った。

人物と音楽がシンクロしたのは、ひょっとしたら初めてなのかもしれない。
そして、maeを聴き始めて間もない頃、聴くたびにおうおう泣いていた。
別に哀しい曲でもなんでもないのに、涙が出た。

このmaeをいちばん聴いている時期に、そのシンクロする人物を攻撃していたからだ。
たくさん、キツイことを言った。
冷たいことも、たくさん言った。
たくさん、怒った。
それは、必死に自分のテリトリーを守ろうとしていた姿だったのかもしれない。
だから、それを守るために、近寄らせないために、一生懸命攻撃していたのかもしれない。

でも、キツイ言葉も態度も何もかも、自分の発したことはすべて自分に戻ってくる。
発した言葉に後悔はなかったけれど、果たしてここまで言う必要があるのか。
それを考えるたびに涙が出た。

テリトリーを守るって、じゃあ、守っていたものってなんなんだよ。
自分の、ふがいなさに腹が立って泣いていたのかもしれない。

そんな思いを越えて、時間が経ち、ようやくいま、maeを眼の前にしている。
越えた何か。
越えたんだろうな、だから、眼の前のmaeと一緒にうたっていても涙は出なかった。
終わって、そして始まっている。
これからなんだろうな。

maeがとてもキラキラしていた。

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2005/12/01

シガー・ロス

cd22私は真冬に生まれた。
とても寒い季節に生まれた。

白い世界に包まれている気がする。
とても静かだったような気がする。

凍てつくものに美しさとあたたかさを感じて身と心を寄せたくなるのは、そこに還って行く場所があるからなのかもしれない。
冬が好きなのは、見えないものに眼を凝らす空間があるからかもしれない。
静寂に耳をすます時間がたくさんあるからかもしれない。

真夏の炎天下の中で、それを感じることが出来るだろうか。
まぶしい陽射し、灼ける大地の上で、それを感じることが出来るだろうか。
夏が群像である力強さを醸すとすれば、冬は孤立した静謐である。

私は、ひとりである。
孤独であることは寂しいことでなく、ひとりであることの至上の時間である。
幼い頃から自然と、ひとりを好んだ。
ひとりであることが寂しいことでなく、自分とは「ひとり」のものなのだと感じていた。

真っ白な冬の世界をさまよい歩く幻想をみる。
それはとても美しい世界で、自分を魅了する。
肌が透きとおるほど、冷たくなる。
それは幻想的な死であり生である境界線のようで。
だから、さまよい歩く。

ある人に死を身近に感じちゃいけないよって戒めながら、自分は時折り、そんな「死」の夢をみているなんて滑稽だ。

冬は美しい。
冬はあたたかい。
自分には還って行く場所がある。

シガー・ロスの音楽に出合って、冬を想った。

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2005/11/30

oasis→underworld…→more

大人になるっていうのは、どういうことなんだろう。
大好きなものが、大好きだったものが欠けていくことなんだろうか。

自分の親、昔は音楽を聴いていたのかもしれない。
でも、今はちっともだ。
聴きたいんじゃなくて必要としてない。
そんな親の姿を見て、自分も大きくなると、大人になっちゃうとこうならざるを得ないのか・・・って寂しく思ったこともある。
だけど、根本的に音楽を聴きながら生きてる人たちじゃないのかもしれない。
だから、比較しちゃいけない。

それでも、いちばん身近な大人の姿である親を見ていて楽しそうだなって思ったことってなくて、こんななのかって。
そして、こんななら、正直、大人なんて面白いもんじゃないなって。

でも、今の自分はとても大人な年齢である。
何かを守っていかなきゃならない年齢なのかもしれない。
なのに、守るどころか構築しては、ぶっ壊したり、また作ってみたり。
そんなのの繰り返し。

音楽聴いて、ぶっ壊れてるのも、そんな証し。
壊れたくて聴いてるんじゃない。
聴くと自然に壊れる。
壊れるほど、自然と身体全身が揺すぶられる。
眠っていた何か、しまいこんじゃってた何かを、呼び覚まされる。

音楽で満ちていると、音楽に触れていると、喜怒哀楽が研ぎ澄まされていく。
泣きたければ泣けばいい。
怒りたければ、もっと怒れよ。
飛び跳ねるほど、楽しめよ。

大人になると、そんな喜怒哀楽が弱まるもんだと思っていた。
それを隠して生きていくのが大人だと思っていた。

でも、そうじゃないだろ。
感情はいくつになったって生々しくていいんだ。

リアムを見てごらんよ、カールおじちゃんを見てごらんよ。
あんなに弾けてる。
カッコいいよ。
立て続けに行ったoasisのライブ、エレグラ。
そのステージに立つのは、大人である彼ら。
大人であるがゆえの貫禄を持ちながら、揺るぎないガキ魂。
だから、カッコいい。

リアム、確かに大人になったなあって印象はあった。
落ち着いている。
真剣に音楽やってますって姿がよく伝わってくるステージでもあった。
だけど、リアムのカッコよさって、常に「ガキ」であることのような気がするんだ。

そして、カールおじちゃんは年々、元気になっていく。
おそらく、昔から元気だったのかもしれないけど、進んでいく、走っていく、飛んでいく場所が見えてるんだろうね。
迷いのない、飛びっぷりに、こちらの心が飛ぶ。

歳をとると忘れちゃうもの。
それは忘れなきゃいけないよって世間が勝手に決め付けてしまうものなのかもしれない。
でも、それを彼らは忘れてないし、失っていない。

彼らをみてると、大人も違う生き方があることを教えてもらっているような気がする。

もっと、自由に。

もっと、もっと。

忘れちゃいけないもの、それはなんだろう。

13


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2005/11/17

PRODIGY

cd21なまじっか、音だしてません。
ここまで爆裂でくると、気持ちがいい。
走るしかないでしょー。
とぶしかないでしょー。
むしろ、ここまでやってこそ、と思う。

なまぬりい、音楽が多いんですよ、ちまたには。
あんなん、ちやほやして、なんですか、カラオケで歌うんですか。
勝手に歌ってろー、ちやほやしてろー。
手拍子でも打ってやがれ。

昔、といってもそんなに前じゃないね、旅してた頃だから。
どんな音楽聴いてんの?って話になってね。

「いろいろ」って。

いろいろじゃわからんって。
でも、ホントいろいろなんだもん。

その話を持ちかけた人は、私の聴いてるものを制して、「ボサノバ、いいよ~」って。
ゆったりしててね、気持ちが落ち着くんだよ~って。

聴いたことないから、なんとも言えん。と答えると

「何年かすれば、聴くようになるよ」

彼は、自分より確かに年上だった。
いくつだったか忘れたが。
きっと、彼くらいの年になれば、聴く音楽も落ち着いてくるんだよってことを言いたかったんだろうな。

果たして、そうなのか。
今の自分の年は、あの時の彼くらい?
いや、こしてるんと違うか?
それでも聴く音楽、変わんねえぜ。
っていうか、それ以上に攻撃的になってるじゃん。
激しくなってるじゃん。
ボサノバ、ゆったり~どころじゃねえや、自分。
ゆったりなんてしてらんねえぞ。

今、まさにがっつがっつ、ガクブチを作っているところでありまして、昼から夜までリピート、プロディジー。
とまらん、とめられん。

煽られる。
もっと、煽れ。
煽ってくれ。

なんでかって、ガクブチ、早く完成させないと、納品日が、もう間近。
おいおい、また同じ状況かよ。
わかっちゃいるけど、ギリギリにならないとエンジン全開しないのよ。
ゆっくり計画的にやってても、確かに物は完成するんだけど、どうも生ぬるい出来になってしまう気がするのよ。
だからだね、どんってためてた力、一気に放出。
そして、焦る。
急がなきゃ~って。
いや~、材料が足りないじゃねえか~。

こんなですが、一生、ガクブチは作り続けていたいっていうんだから、よほど好きなんでしょうね、ガクブチが。

煽られまくって、何とか肝心なトコを残して、明日へ。
ちょっと、肝心なトコ残してて、いいんかい。
いいんです、仕方ないんです。
材料が足りねえもん、どうやるだよ。

プロディジー、最高ですね。
何が最高かって、これでもかいわんばかりに作業効率が上がる。
猛烈に作ってましたね。
無我夢中。
これも、トリップですな。
かるく、とんでました。
ハイで。

全部アルバムを聴いたことがないから、知らない曲もあって、というか知らない曲の方が断然カッコええ。
なんや、これーって思った。
衝撃はしる。
しばし、手が止まる。
聴き入る。

陶酔。

してる場合じゃねえだろよ。
我にかえる。

一瞬で虜になったのは、「ONE LOVE」
呪文みたいや。
お経みたいや。
たまらんな、これは。

くるね。
きたね、これは。

今日は、もう寝よう。

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2005/11/11

音楽

音楽は職業ではない。運命なのだ。
運命に人生はささげるべきだ。
音楽は真剣な仕事でなければならない。

長田氏の詩から、一部。
一部だけでも、こんなに力強い。
なんだ、これ。
ホントに、もう。
勘弁してくださいよ、長田さ~ん。

さて、音楽。

でも、哀しいかな、職業的な音楽だってたくさんある現実。
与えられたものを、教えられたように、そして観衆が求めるように、その域を超えないように、作られた音楽。
商業音楽、売れる音楽。
そこに集まる輩。

私の中にある音楽は、それではない。

21日に行く、oasisも
25日に行く、エレグラも
2日に行く、maeも

確かに彼らは音楽でお金を稼いでいる。
職業だ。
でも、何が違うんだろう。
違うんじゃない。
音楽が彼らそのものなんだ。

といったところで、彼らのことなんて全然知らない。
知らなくたっていい。
音楽を聴けばわかること。

楽しいだけじゃない。
儲かってるだけじゃない。

苦しくて、辛くて、
ゲロ吐いて、ヘド吐いて、
ヨレヨレになったって、音楽。
音楽がある。

だから、彼らの生む音楽を聴くと涙が流れる。
詩に、うたれるんじゃない。
詩なんて、滅多に読んでない。
そうじゃない、音楽そのものにやられる。

音、ひとつひとつに、命がある。
だから、ライブでは、その命を頂きに行く。
だから、自分も命をさらす。
命がけ。

放心状態になるのには、ちゃんとワケがある。
フジのTHE MUSICのときだってそう。
あたりまえだ。
命かけてんだもん。

命がけっていってるけど死んでもいいなんて、そんなこと思わない。
でも、死と引き換えに手に入るもの、それを求めて生き続けてるんだろうな、自分は。

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2005/10/27

ビョーク

cd20ビョークが好き。
とても好き。

猛々しく生きる自分の側面を鼓舞される。
荒々しく生きることの悦び。

いま流行りの(?)ゆっくり・丁寧に暮らすとは無縁な自分の生き様を照らすビョークのうた。

そんな大好きなビョークのアルバムのうち、このベストだけが行方不明になっていた。
ジャケだけはあるのに、あれ?中身がないや。
何度なかを覗いても、中身だけない。
どこいっちゃったんだろう。

昼間、もういちど他のCDの中身を覗いてみた。
そしたら、あった。
簡単に見つかった。
トラヴィスと同居してた。
なんだ、こんなそばにいたんだ、そう思いながら久々に聴くビョークのベスト。

それぞれのアルバムもいいんだけど、このベストもいい。
ただ曲を詰め込んだ凝縮ではなく、満ちてることの凄さに圧倒される。

いま、8曲目の『BIG TIME SENSUALITY』

私には感じることができる
何か重要なことが
起ころうとしている
姿を表し始めている

楽しむには勇気がいる
ハードコアでジェントル
官能に溺れる時には

私たちは出会ったばかり
なのに私は少々親密すぎるのかも
何か巨大なものが姿を現し始めている
そしてその中に私たち両方とも含まれている

-後略-

ビョークの音楽は耳で感じるより先に、身体に先にまわる。
これまた大好きなTHE MUSICもそうだ。
先に身体が音楽に応えてる。

昔、よく、息を止めて遊んだことがある。(くだらね~、アホだ~)
苦しくなると、どんどん眼を見開き、そこが充血してくるのがわかる。
今日は何秒止めてられてるだろう。
幼心に頑張る。
小さな挑戦である。(だから、くだらないんだって)

時計の秒針を眺めている。
あと、何秒。
でも、そのうち眼が熱くなってきて秒針が見てられなくなる。
ただ、カチカチいってる音だけが、身体に届く。

もう限界、ぷは~~ぁって息を吐いたとき、心臓がドンって大きくなる錯覚。
いきなりゴブゴブいい出す心臓。
火照る肌、涙ぐむ眼。
その瞬間、このとき感じる身体がビョークの音楽を感じてるときと近い。

そういえば、最近は息を止めて遊ばなくなったなあ。(やめてくださいって)
いつの頃から、しなくなったんだろう。(しなくていいって)
だけど、あれは何のためにしてたんだろう。
我ながら、ワケがわからない。

『HYPERBALLAD』が好き。
『JOGA』が好き。
『少年ヴィーナス』、この邦題が好き。(VENUS AS A BOY)
『ISOBEL』の中に自分をみる。

そして、突っ走る自分の姿と『HUNTER』が調和する。
どうしようもない、血がそうさせる。

もし旅が探求で
故郷がみつかったのだとしても

わたしは立ち止まらない

わたしは狩りを続ける
わたしはハンター
獲物を持ち返ってくる
いつの日のことかはわからないけれど

自由を型にはめられると思ってたわたし
なんてスカンジナビア的だったんだろう
わかってたんでしょ、ねぇ?

あなたは匂いを嗅ぎとって
それでわたしを一人で残した
その使命を全うさせるために
そしていま、わたしはすべてを後にして発つ

わたしは狩りを続ける
わたしはハンター


旅人は狩人のような気がする。
荒々しく激しく自分の欲するものを狩りにいく。
それは掟ではなく、内から漲る欲望で、サガであって、血がそうさせるんであって、もうどうしようもない。
だから、とまれない。
とまらない。

でも、いまの自分にはサンクチュアリがある。
自分の心がとまれる、隠れられるサンクチュアリだ。
そこは、とてもあたたかい。

12

花を贈ろう。

紅い花を。

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2005/09/18

destination:beautiful

cd19美しさっていうのは一体どこから来るんだろう。
美しさっていうのは実際、目に見えないもののような気がするんです。
目に映るものだけで満足してしまったら、なんだか、もったいないような気がするんですよ。

たとえば、音楽。
そう、音楽は目には見えないんです。
でも、美しいと感じるときがあるでしょう。
それは、何をもって美しいって感じてるんでしょう。

私は様々な想いの重なりだと思ってるんです。
移ろう時間の「ひかり」の加減、影のできかた、その景色そのものよりも、そんなひかりの織りなす時間の流れを思い出して、ある音楽と重なったりします。
美しい場所で聴いた音楽だから、それが美しい音楽といえるかっていうと、違うんですよ。

だって、ひかりは景色ではないもの。

逆に景色そのものだけで心が動かされたことって、よく考えてみてもあまり無い。
だからなのか、自分は旅に出てもほとんど写真を撮らない。
自分の腕にもカメラにも限界があって、自分の欲しい「ひかり」が写真に出来ないからなんだろうなあ。

目に見えないものの美しさ、それは写真におさめることも言葉にあらわすこともできなくて。
ただただ、もどかしい。
でも、そんな想いが、美しさが、音楽として現れたとき、あまりの嬉しさに涙が出る。
出会えたことの嬉しさ。
美しさが膨大する喜び。

このmaeには、美しさのかけらが散らばっていて、それを掴むのが楽しい。

到達点 : 美

12月に、maeのライブに行く。
たくさんの、ではなく小さな美を見つけに行く。
たくさんでは、もったいない。
小さなものを自分の中で大きく無限にひろげたい。

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2005/09/09

クラフトワーク

cd18世間では「ぶちアゲ」なんぞいう、トランスものが売れておりまして、ウチの本屋でもそこそこに売れていくんですわ。
でも、なんでしょう。
同じ音楽なのに、中を開けて聴いてもいないのに、それすらしようとも感じない理由っていうのは。
見るからに下品なジャケや帯の文句も気に入らないからだろか。
買ってる人に失礼だが、持ってるだけで異臭というか悪臭を感じてしまう。

さて、比較なんぞしてはいけないのは重々承知の上ではありますが、『クラフトワーク』。
そんなチープさは微塵もなく、気品さえ漂う。
気品漂う電子音楽の世界。
今まで音楽の話をしてて「気品」という言葉を使うのは、おそらくこのクラフトワークが初めてのような気がする。

彼らの存在を知ったのは、数年前のエレグラ。
でも、このときは全く彼らのことは知らなかった。
ものすごい大御所なんだっていうことだけ。
今になって、なんであのときのエレグラは行かなかったんだろうーって、ものすごく悔やんでる。

でも、悔やんでたって仕方ない。
それから、しばらく経ってから、よしどれか買って聴いてみようと思った。
だけど、ありすぎて、どれから聴いたらいいものか。
とんと検討つかねえ。
おぶおぶしてるうちに毎度のことではありますが、時は経ち現在にいたれり。

そして、ベスト盤ともいえるライブ盤が発売。
ようやく手にいたしました。

はい、これで最初に戻るわけです。

「気品漂う電子音楽」

クールです。
私はドイツが好きです。
旅してても、そう感じました。
ドイツ人が好きなんです。
よく、みんな言いますが確かにドイツの方々は真面目です。
私の英語は、ものすごい壊れてて、よく旅してられるなあってレベルです。
でも、そんな壊れた英語で話してても、旅先で出会ったドイツの旅人は、じっと待っててくれる。
私が喋ってる。
だから、待っててくれる。
他の国の人々は、なんとなく切り上げて、勝手に話を持っていってしまう。
待ってくれない。

優しいとか親切とか、そういうものではないんでしょうね。
自分の会ったドイツ人は、何故かみんな待っていてくれて真剣でした。

そんな姿が、このクラフトワークにも重なるんです。
クールだけど、そのクールさは人を寄せ付けないものでなく、むしろ包み込んでいく、でかい懐を感じるんです。
逆に、巨大なものに呑み込まれていく壮大さ、スケールのでっかさはあります。
しかし、ちゃんと見守ってくれてるような気がするんです。
浮遊してそのままどっか行っちゃわないように、ちゃんと帰る場所へ導いてくれてるような、そんな気がするんです。

冷たいだけの電子音楽はたくさんあるけれど、クラフトワークはちゃんと人肌を感じる。
やさしい香りがする。

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2005/08/16

COPELAND

cd16夏の終わりは好きな季節だ。
夏は好きじゃない。

そんな夏の終わりに聴くと、このCOPELANDは良い意味で気が抜ける。
怠けるとかダラダラするとか、そんな気の抜け方ではなく、今まで張り詰めてきた力が自然と癒えていくような感じ。

COPELANDは、先にブログでも書いたMaeと一緒に手に入れた。
しかし、聴いていたのはもっぱらMaeだった。
前へ、前へ、もっと前へ。
そんな気持ちがあったのかもしれない、そんな気持ちをもっと押し上げてもらいたかったのかもしれない。
Maeには心地よい弾力があった。

COPELANDは、繊細すぎた。
こわれてしまいそうだった。
だから、あまり聴いていなかった。

今日、何気なく聴いてみると、大好きな夏の終わりを感じた。
これまた大好きな映画『ヴァージン・スーサイズ』の、ゆるんだ美しさを感じさせてくれる。

怒涛のお盆が終わって、もう気持ちは秋に向かっているのだろうか。
とにかく、お盆は忙しかった。
なぜか身体のあちこちが痛い。
「うお~」って焦ったとき、転んだからねえ、もろ転んだからねえ。
そのとき、どっかぶつけたのかなあ。

そんな夏、早く終わってもらいたいって気持ちが強いのか、夏の終わりを感じさせるCOPELANDが気持ちのいいほどに、いたい。

「There cannot be a close second」っていう、うたがある。
いつもは歌詞なんてほとんどみないんだけど、まじまじと読んでみた。

君は特別な心を持っている

そして輝きを放つ完璧な光を持っている

でもその輝きを君に反射させるのが一番難しいんだ

僕を許してくれ、

もしも君と目が合った時に僕が困惑してしまったなら

躊躇してるわけじゃないんだ

君の代わりなんていないよ

僕は完璧に正常な心を持っている

内側から傷つき、壊れている

時に僕は分からなくなる

どのようにして君を受け入れるかを

cd17

いい、詩だ。

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2005/08/09

まだまだTHE MUSIC

cd15

音楽変えて、気分変えて、作業に没頭せねばって数日前に言ってたばかりなのに。
また、THE MUSIC買っちゃったっぴょーん。(もう、ほぼやけくそ気味で、少々アホになってますな。困ったもんです)

ホントに、どうしましょう。
とまらないんですよ。
中毒だ、これは。

今回は、「デビュー・ミニ・アルバム」と「GETAWAY E.P.」を購入。
最初はどちらもまんべんなく聴いていたんだけど、昨晩からいきなり前者をおそろしいほどリピートしまくりで聴いてる。
ちゅうか、30分そこそこで終わっちゃうんで必然的にリピートになっちゃうんだけどね。

もともと、ヘッドフォンはあまり使わない。
あたま重いし、行動範囲が限られるし、お耳が暑い。
でも、深夜だなってことで、仕方なくヘッドフォンを。

4曲目の「KARMA」を、いきなり大爆音で聴いてみる。
あれ?あれれ?
普通に聴いてるときと、印象が全然違うやないか。
あまりのビビリに、身動きせず、目まで閉じちゃって、手のひら前で拝むようにあわせて、ひたすら音に身体を傾けてた。
一音、一音、もらさず脳内に送り込めって。
シナプス、ばちばちいってる感じ。(どんなだよ、わっかんないよ)

この「KARMA」は、アルバムには収録されておらず、このミニ・アルバムのみで聴くことが出来ます。
(DVDではどうなんでしょう。確認してないんでわかりません)
いや~、びっくりしたね。
こんな曲、あったのかよ。
さすが、THE MUSIC。やっぱりTHE MUSIC。
もう、たまんないっス。

たまに、「KARMA」と名づけたアルバムや音楽がありますが、これが「KARMA」やっ!
勝手に断言しちゃってますが、いいと思いますよ。
「KARMA」って言葉に引っ張られる方には是非、聴いていただきたい音楽ですね。

開眼っ!ですよ。
チャクラ、ひらいちゃうんじゃないの?
そんなでありますねえ。

とにかく、爆音でいってみましょう。
今まで見えてなかったものを、感じられる音世界だ、こりゃ。

静かな幕開け。
遠くからやってくる感じです。
ロブの声のあとに、右で刻まれるビート、それにかぶさる重低音。(これは、ヘッドフォンじゃないと、イマイチわかりづらい。逆に、ヘッドフォンだと、この右から来るビートに心が揺らぐんですよ)
そして、更に遠くから、低く地を這うように唸るギターが来るんですよ。
ぐぅおん、ぐぅおん、いってますからねえ。
この頃には、自分の心、かなり浮遊してますね。

静かに漂いつつも、胸の奥底から、ずんずんと響いてくる自分の鼓動が高まっていく。
息が上がる。

ぽっくり。(って、死んじゃうんですか?)

こんな、音楽って。
一体なんなんでしょう。
人をこんなにまでさせてしまう音楽。
悔しいくらいに、憎いくらいに、どうしようもなく虜。

でも、このうえなく嬉しい。
こんな音楽と同時代に生きていられる自分が幸せでならない。

THE MUSICってなんなんだろう。

ホントに、フジに行ってよかった。

200507_29

そうそう、ここ、ここ。
ここらで、暴れまくってたのよ、一人で。
まわり、妙にひんやりしててね。
そんな中で、「活きタコ踊り食い」みたいな感じで、乱れまくってたもんなあ、一人で。

迷惑な観客でした。

でも、THE MUSICがそうさせるのよ。

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2005/07/31

29のフジ

THE MUSIC これが観たくって、聴きたくって、29日に決めた。
そして、完全燃焼。

今年、フジ初参戦。
しかし、時期がギリギリなのもあって、当然ながら3日通し券は完売。
じゃあ、どの日にするか。
今年は、スゴイ。どの日もスゴイ。

でも、彼らのことは頭から離れなかった。
「声が高いのが、どうも・・・」とか「声が若い」とか周囲から言われるけど、確かにそうなんだ。
若いんだ。でも、そんな若さだけでぶつかってくるバンドが多い中で、「THE MUSIC」はそれだけの力で迫ってくるわけじゃないんだ。
たくさんのものを内包してて、それがトドロいてる。
おそろしいほどに。気持ち悪いほどに。
化け物バンド、モンスター・バンド。
次に何があるのか、始まるのか、わからない。
その予測のつかなさに身体がゾクゾクする。

翻弄されっぱなし。
そして、放心状態。
ステージ前から戻って、うおー、もうダメだって横になると空が暮れかけてる。

fuji1手え、震わせながら撮った1枚。
なんで、こんなもん撮ってんだろ。

雨が、上がったんですよ。
台風が去ったから雨なんて全然心配してなかったんだけど、降る降るコワイくらいに大粒の雨が降る。

「THE MUSIC」のステージも、そんな雨の合間に始まったんだけど、中盤、やはり多少降ってきた。
ぱたりぱたりと、周囲の人たちはいそいそとカッパを着だす。
え~い、こんくらいの雨でカッパなんて着てられっか。
カッパなんて、なまぬりぃー。
ってことで、雨ん中、俄然はりきりだす。
Tシャツいっちょで、うおおおおーーって乱舞。
雨なんか、雨なんか、こんなもん乾いちまうんだ。

確かに乾いたね。
それより、周りひいてたね。
なんで、みんなあんな冷静に、おとなしく観てられるんだろう。

自分なんて、煽られっぱなしよ。
跳びすぎて、ひざが痛い。
頭ぶうおん、ぶおん振り続けて、首が後ろにいかなくなってしまったよ。
意識の飛ばしすぎで何度かよろけて、また戻るの繰り返し。
周りは、迷惑だったんだろうなあ。

でも、いいのよ。
「THE MUSIC」の音楽は、こうなっちゃうのよ。

ラストは大好きな「Bleed From Within」

Burn Burn Burn Burn
燃えろ燃えろ燃えろ燃えろ

まさに燃えまくり。
アルバムでも、迫力あるんだけど、ライブになるとその迫力が尋常ではない。
アラビックなトライバルなリズムが、身体にズタズタ叩き込まれて、心が身体ががくがくに壊れていく。
うおー、壊れる、壊れるー!
それが、徐々に快感に変わっていく。

完全に降伏。

終演、みんながドヤドヤ動き出しても、ひとり動けん。
ジャマなのは、わかってたけどしばらく頭下げて、うつむく。
ふと、我にかえったとき、頭にあったのは

「あ、ノド渇いたなあ」

って、ドリンク売り場にふらふらしながら歩いていく。

「ぽ・・ポカリ・・すうえっと・・・・・下さい。」

なんでか、かたこと。
どしたのって。

fuji2たまにどれが良かった?なんて野暮っちいこと聞かれるけど、はて?
んなもん、決まってんだろ、全部だよ、全部!
全部があって、ひとつのステージだもん。

そう、そんなステージ。
これは、グリーン・ステージです。
「THE MUSIC」の後の、あたま朦朧とした中で半寝半起きで撮ってんで、ぶろぶろ。
白もやがかってきてます。
自分の目の前も、ぼうっと白っぽくて、こりゃ相当イっちまってんだなと思ったら、なんだ周りも白くもやけてたんだ。

このあと、「COLDPLAY」、「FOO FIGHTERS」って続いて、ここでもはじけまくるんだけど、やはり「THE MUSIC」。
それにしたって、フジはすごいね。
次々、現れる。音の洪水。
とめどなく、幸せが押し寄せる。

fuji3来年は、3日か?
そう思いながら帰路につく。
腕に巻かれたリストバンド、これが来年は3日になるんだ。


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2005/07/27

フジフジ

無事、台風一過。
これで晴れるかな、フジロック。

夏は苦手、暑いと具合が悪くなるから出かけない、なんていいながら、もろアウトドアなフジロックへ行く。
いつかは、いつかはと思っていたんですよ。
でも、なかなか踏ん切りがつかなくてねえ。
こんなに時間はたってしまいましたが、やっとです。

不思議な縁から生まれた勢いってヤツですね。
その「縁」も逃したくなかったし、この勢いに歯止めをかけてしまったら、たぶん一生行かれんままだろうって思ってね。

1日だけのフジロックだけど、今回はそれで充分だろって思ってます。
欲張っちゃあ、いけません。

たまたまなんだけどね、29の夏に行く29日のフジロック。
偶然、重なりましたね。

自分も大きくなったなあ。

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2005/07/21

FUJI ROCK

cd14

今年フジロック初参戦。
縁っていうものはスゴイものです。
先月のO-EASTでのステレオフォニックスのライブ。
このときに、自分の頭にゴミ箱のフタが撃沈してこなければ、おそらくフジに行くことはなかったと思うんです。
ゴミ箱のフタに感謝。
というより、あの場にいて、声をかけてくださった、「あの人」に感謝。

さて、急遽決まったということもあり、休みもとれず、もちろんチケットも1日券しかすでに発売されてないっていう状況ではありましたが、心は躍るわけです。

今まで、行きたい行きたいって思い続けていたフジに行かれるんですもん。

じゃあ、さて、冷静に考えて、どの日を選ぼう。

どの日も当然だが、捨てがたい。

でも、「THE MUSIC」は、心とらえて離さない。
もう、こうなったら第一インスピレーションだ。
びびっときたヤツに決めようってことで、29日に決定。

そして、もうひとつ、心にあったのは「COLDPLAY」
先日のライブ8で彼らのライブってものを初めて観た。

今まで、世間がそんなに騒ぐのが正直わからんかった。
コールドプレイって、そんなにスゴイんか?そんなにいいんか?って。
1stアルバムは持っているけど、それっきりだし、実は新しいものも数日前に買ったばっか。

そう、ライブ8でのライブ。
静かな曲だった。
知らない曲だった。
たぶん、新しいアルバムからのものだろうって思って、ただぼんやりしてた。

中盤のギター。
ひたすらギター。
煽るように、心をぐしぐし、わしづかみしてくる、そのギター。
なんだこりゃー。
もう、すっかりとらわれました。
のがれられませんでした。
あっけなく、ノック・ダウン。

そして、「X&Y」を手にする。
あ~、これだったのか、「FIX YOU」
ライブよりは、時間もコンパクト、あのギターもライブよりは、やはりコンパクトにまとめられてはいるんだけど、いい。これは、いい。
やっと、コールドプレイのよさを噛み締めた。

昨日、そのことを若き友人に話した。

「ドドドドドドドドドって、ギターが来るのよ、すごいのよ」

そしたら、隣りに座る友人、大爆笑。

「ドドドドっていってる瞬間、もうどっかいっちゃってましたよ」

そーか、いってるだけでどっかいってるんなら、これライブでやれれたら失神やな。

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2005/07/18

mae

cd12贈りたい音楽、まさにそう思った。
素晴らしい音楽を教えてくれる、贈ってくれる友人はいるが、自分は誰かに音楽を贈ったことってあまりない。
そんな自分が、「これは!」と感じたmae。

PrologueからEpilogueまでの一連の流れの中で、こんなにも丁寧に作られたアルバムに出合ったことってそうそうない。
シングルの寄せ集め的なものが多くて、そんなものがたくさん売れてしまうご時世に、最初から最後までひとつの物語として完成させられたmaeに圧倒。
シングル・カットというような商業的な「売り」臭さは微塵もないんだけど、すべての曲がキラキラ光り輝いてる。
それは、すべての曲が「ひとつ」として完成されているからなのかもしれない。
どの曲を切り離すことも出来ない。
ひとつの曲だけに光りをあてることもない。
すべてがあって、すべてと響きあって、心に届けられる。

今、毎日のように、このmaeの「The Everglow」を聴いている。
何をうたっているのかは、確実に訳してはいないので曖昧なトコはある。
でも、「何を」っていうそんな野暮なことなんか抜きにしたって心にせまってくる。
それでいいんだと思う。
いい詩をうたってたって、ちっとも何もせまってこないもんだってある。

もしかしたら、全然哀しい曲でもなんでもないのかもしれない。
それなのに、このmaeを聴きながら泣いている。
いろんな想いが溢れてくる。
想いを呼び覚まし、流し去ってくれる。

最後のThe Sun And The Moonは秀逸。
ときを刻むように、ゆっくりと、こくこくと紡がれていく音楽。
丁寧に包み込むように届けられる音楽に身をゆだねていると、どこまでも行かれるような気がする。
どんなことでも、大丈夫って思えるような気がする。

そして、どこかへいってしまうんだ。


贈ろう。
きみに贈るとしたらこのアルバムだ。

cd13

このバンドは「エモ系」というジャンルに入るらしい。
自分はジャンルとかそんなもん、どうだっていい人間で、アホみたいに細分化されてくくられたサマは、音楽が息苦しくみえて気の毒に思えてならない。
このエモっていうのも、はじめ何のことか、さっぱりわからんかった。

エモ、エモ・・・ん?エモーショナルのこと?
たぶん、そうなんだろうけどね。

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2005/07/10

OFFSPRING

cd11その時、その瞬間、その行動を彩る音楽というのがあって、最近はもっぱらオフスプリング。
5月に「ガクブチ展」が無事終わって、なんとなく気が抜けていて、肝心な次の「ガクブチ展」の準備もせず、しばらく間抜けなヤツに成り下がっていた。
このままじゃいかん。

そんなときに手にしていたのが、このオフスプリング。
押されるように、無我夢中で「ガクブチ」のサイトを作った。
7月いっぱいに完成すればいいや、なんて悠長なこといってたのに、押されまくって気付いたらわずか数日で完成。(えらいシンプルなんで、ガッ!とやればホントにあっという間に出来てしまう)

その後、新しいガクブチ作りのスイッチも入り、今、表面に塗った胡粉とニカワを乾燥中。
なんやかんやいっても、3ヶ月きってしまいましたからねえ、次の「ガクブチ展」までに残された時間はわずか。
夏中は、暑いよ暑いよ言いながらひたすら作っていそうです。

そして、本屋はモーレツに忙しくなる時期に突入します。
お盆です。
夏祭りです。
そんなときは万引きが増えるんです。
眼え光らせてねえといかんのです。

本屋の遅番のメンツは、何故か自分以外は皆そろってソフト。
ふにゃ~としてる。
年齢のせい?
いや、そんなこともねえだろ。
自分なんて19のときのバイト先で、警察に連行されて、ぶうぶう吼えてたからなあ。
10代だろーが、いっちょまえに一人で熱くなってたなあ。アホみたいに。
そう考えると、今、自分の周りにいる10代&若い衆、冷めてるなあ。

なんか「局面」ってないのかなあ。
おおおお、こりゃー大変だっていうギリギリな局面ちゅうか、究極な選択を迫られたこととか。
ないんかなあ、自分なんて、しょっちゅうだぜ。

そんなときに、オフスプリングが、がつんと響くんです。
オープニングを飾った新曲「CAN'T REPEAT」が大好き。

「Life goes on
Come of age
Can't hold on
Turn the page」

人生は続く、まさにそう。
どんどん歳はくう。
だからって躊躇してたり踏みとどまったりなんてしてらんねえ。
そう、とりあえず進まなあかんのです。

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2005/07/05

LIVE8を観る

友人から、「LIVE8」の映像をAOLで観ることが出来るよ!
と、興奮した感じで連絡が入り、どれどれ。
お?ここをポちっとすれば観れるんか?
しばし、待つ。
あ、画面出てきた、出てきた。

まず、発案者(?なんか表現違うな)のボブおじさん登場。
その後、大歓声の中ウィル・スミスがスピーチ。

そして、トラヴィスー!!
トラヴィス大好きー!!うおおおおー!
小さなパソコンの画面の前で猫背気味に大興奮。(そういうカッコじゃないと、画面がよく見えない)
CDだと落ち着いた良心的バンドなのに、ライブとなるとこんなに熱くさせてくれるのね。
ライブ行きてえー。

さて、その後もそうそうたるメンバーが続々と登場するんだけど、自分の目当てはやはり「ステレオフォニックス」と「R.E.M.」。
まだかなまだかな、どきどきしながら待つ。

久々のUB40。
15かな、16の頃かな大好きでね。
ご存知の方も多い、エルヴィスの名曲『好きにならずにいられない』をカヴァーして大ヒット。
自分もそれにのっかった人でして。
その曲はホントにたくさんのアーティストがカヴァーしてるけど、このUB40がピカイチだと思うんですよ。
エルヴィスには申し訳ないけど、原曲よりカッコいい。

印象に残ったのは、Didoのバックでパーカッションを担当していた女性。
乱舞・乱打、打って打って、叩いて叩いて。
エモーショナルな歌と相まって、彼女の心っからぶつかっていくその叩きっぷりに心酔。

U2も相変わらず、カッコええなあ。
日本にはなかなか来ないからねえ。
こういう機会に観て拝むしかない。
VERTIGOも披露してくれて嬉しい限りっす。

コールドプレイも先に出たトラヴィスと印象は近く、良心的バンドのカガミのような方々。
でも、ライブってなると、アゲるねえ。
さて、ここで友人からの報告があったので知ってはいたのだが、ちと、うろたえてしまった。
久しぶりにヴァーヴのリチャード登場。
あ、あんた、なんで靴脱いで、おまけにそれ手に持って登場するのよ。
なんか、観客も少しひいてねえか?
それに、ちょっとそのハイな感じ、またクスリとかやってるん?心配しちゃうよ。もう。
だけどね、かつてのワタクシたちのアイドルがあんなにかすんで見えるのは、コールドプレイが眩しすぎるから?
それとも時代は変わったんだろうか。

さて、徐々にくたびれてくる。
すてれおぉぉー、すてれおってばよおー。
ケリー、いつ出てくるんじゃーい。

「ステレオフォニックス!!!」

司会者の一言で、ダラ~ンと坐りこんでいた観客がぴょんと立ち上がる。
自分もまさにおんなじ気分。
でたでたでた!
やっと、きたよ。
それより、ねみいーよ。
今、何時だよ、朝の4時近くじゃねえかよ。
ちくしょー、眠いよ。
猫背で腹の筋肉が痛くなってきたよ。

そんなこと、さておき、パソコン画面にかぶりつき。
この前のO-eastのライブじゃあ、何も見えなかったからねえ。
ここぞとばかりに見る。
3Pバンドなのに迫力あんなあ。
シンプルでいいなあ。
あ、リチャード髪のびた?
そんなことどうだっていいか。

2曲目のDAKOTAでは、おっとフライング。
ダダダダって、先に音が出てしまったがな。
何事もなかったように、もう一度仕切りなおすケリー。
クールだわ~。
ラストでは3人向き合って、ジャーン、ドドドドって音を引き伸ばすんだけど、おろろ?ハヴィエがひとりでドラム締めくくりかけてるやん。
それに気付いて、にかって照れ笑いするハヴィエ。
かわいいからいいのよ。
きっと、ケリーも怒ってないから。

お次は、待ってましたー!
いよいよですよ、R.E.M.
よっ!アニキ!!(なれなれしいって。友人に怒られそ)
相変わらず、スタイリッシュですねえ。
この前の武道館では赤のシャツでしたが、今回は青です。
マイケルさんね、立ち姿が美しいのよね。
ギター持たないヴォーカルの人って、時に姿勢の悪さが目に付くのよね。
あと、ギターがないから間奏のときとか、なぜか急にカッコ悪くなっちゃう人とかね。
急に、ぼや~っと無駄に動いてたり。
でもね、このマイケルさんはね、すごいのよ。
くにゃくにゃ踊るんだから。
笑う人もいるけど、ワタクシはただひたすら感服。
おそれいりやした~って。

さて、ここらでふと気付く。
あれ?このライブ8って何時間やってるんや?
もう、外が白んできてるんですけど。
鳥ないてるよ。

スティングは?マドンナは?まだなんか?

さすがに疲労もピーク。
ちょっと、早送りとかしてみるかって、ピコピコ押してたら、ありゃ?見覚えのある画面が。
ボブおじさんやん。
って、これオープニングやん。

おい、待てや~。
もう、限界ですって。
体力の限界。
燃え尽きた。

後になって知る。
10時間もやってたんかい。
4、5時間くらいのもんかなってタカくくってたら。
こんにゃろーめ。
ううううう、ピンクフロイド見たかったー。
他の国では、ぶっライアンも出てるし、リンキンもいるんじゃーん。
うおー、こうなったら、ハイライトでガマンするか。

しばらく寝不足な日々が続きそうです。
きびちい。

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2005/06/19

STEREOPHONICS

st2O-EASTの場所がわからなくて、交番で聞いたら「そっち」って素気なく答えられ、行って参りましたステレオフォニックス。
わかってはいたんですが、やっぱり何も見えない。
中途半端に真ん中へん行っちゃうと、狭いし無駄に押されるし息できなくなるんで、どーせ見えないんならってことで空間のある最後列の隅っこで。
ホントに何も見えず、ここの場で飛んだハプニングが発生!
そのお話しは後ほど。

さて、ライブではたぶん何も見えないだろうってことは予測ついてたんですよ。
でも、その前に目の前で彼らを、とくと眺めることができたんですよ。
だから、ライブは、まあ音楽だけ存分に楽しむって感じでも、満足でしたね。
友人に感謝です。

昼頃、ぷらっぷら渋谷にいた自分に、友人からメールが。

「ステレオフォニックスが2時からラジオに出るって!」

どうやら、東京FMのスペイン坂のスタジオに生出演するらしい。
ほんまかいな、とりあえず行ってみよっと。

あれ?「森山直太朗・・・???」
確かに長蛇の列。
でも、森山さん?あれ?おっかしいなあ。
そのこと友人に告げると

「2時からだよ!」って。

係りの人に聞くと、そうだと。
おお、これは並ばねば。
でも、暑い。
避難避難。
とりあえず、パルコの本屋で涼む。
ってえーか、涼んでる場合じゃないでしょう、あなた。
もう一度、外へ。
そしたら、ちょうど列が移動してるとこで日陰に。
じゃあ、並ぼう。
軟弱だなあ。

しばらくすると友人も到着。
さて、2時になってもなかなか現れないステレオフォニックス。
係りの人から
「大声出したり、ガラスをバンバン叩いたりは絶対しないで下さい」ってな説明を受けながら、待つ。

先頭の列の方からグループ1で、自分たちはグループ2。
前には2人の女性しか並んでおらず、これはいいトコです。
おお、グループ1がどよめいてる。
どうやら、彼らが登場した様子。
スタジオの周囲には目隠しの壁が張り巡らされているので、見えない。
でも、背の高い友人は隅っこから見えるらしく、列をちょいと離れ

「あ、出てきたよ。ちっちゃいなー、ケリー、ちっちゃいなー」って。

え、見たい!見たい!
でも、見えんてえの。
ケリー、ちっちゃいどころじゃなくて、自分が小さくて、み、見えにゃい。
まあ、いいや次の自分たちグループ2の順番になったら見えるもん!

出演時間はそんなに長くないらしく、あっという間に自分たちの順番が。
絶対最前列!!
ガラスにはりつく。
「ケリー!ケリー!」
こっち向かんかい!!
話しに夢中で素気ないケリー。

うおー、ケリー、だめかい。
横に視線を移すと、ニッコニコのベースのリチャードが。
めっちゃ、ニコニコやん、あなた。
ここぞとばかりに手を振る。
ニコニコしてるー!サイコーやー!!
腕のタトゥーがイケてますゼ、アニキ。

目の前には背を向けたドラムのハヴィエが。
たまに、振り返って、にこやかに手を振るハヴィーさん。
ステキに、うっとり、ニッコリな好美男子。
うおー、写真で見るよりぜんぜん美しいじゃないですか、このお方。
びっくり。

st1写真左からハヴィーさん、どっち向いてんのの、ケリー、そしてリチャード。
くっきり鮮明な画像はこちらで拝めます。

さてさて、手を振るのに夢中な自分でもありましたが、話もそれなりに聞いてましたよ。
いや~、それにしてもケリー真面目ですねえ。
きちっとDJの方を向いて、しゃんとした姿勢で質問にハキハキ答えてる。
いい人や~、真面目でいい人だわ~。
ホレボレ~。
お顔、彫り深すぎ~、くっきりしすぎ~。
あ、これは関係ないか。

そうそう、ライブ会場でお香をたいてるって話してましたね。
確かに、お話しにあったとおりでした。
あ!この香り知ってる!!
インドで仲良くなった旅人から少し分けていただいたお香の香りと一緒だ!
あま~い香りでね。
狭い室内でたくと、それはそれは、もう大変むせるんですよ。
でも、昨日のライブ会場では、そんなことなかったね。
広い空間でたいてるからなのかなあ。

さて、いい加減ライブのことを。
ってーか、見えないんだもん。
何も見えないんだもーん。
前の人の背中しか見えん。

あの、ラジオのときがマックスでしたねえ。
至福の瞬間。
生まれて初めてですよ。
あんな至近距離でスタアを見られたのって。
たぶん、これが最初で最後なんだろーな。
でも、ガラスがジャマだったなあ。

はい、またそれてしまったがな。
やはり、新しいアルバム5枚目からの曲が多かったですね。
あと、1stも多かった。
彼らのアルバムは1と2と5枚目しか聴いておらず、1stが好きなのもあったから嬉しかったですねえ。
友人は2ndにハマった人で、その2ndからの曲は思っていたよりも少なく嘆いていました。
2nd、いいんだけどね。
ホントだ、少なかったね。
ケリー、1stに思い入れとかあるのかなあ。

自分にとっていちばん印象に残ったのは
5thのREWINDですね。
青い光りが上下に揺れ、静かにイントロがじわじわと。
そして、少しエコーのかかったケリーの声が重なっていくんです。
最後のTodayっていうフレーズが、何度も何度も繰り返されて、自分も陶酔しきってケリーの声に合わせてましたねえ。
ああ、終わらないでくれーって思いながら、願いながら。
このときは、あのお香の香りが甘く沁みわたりましたねえ。

そうですね、この曲が終わってしばらくたってからですね。
いよいよハプニングー!

頭に何かゴーンっていう衝撃を感じて、
次の瞬間 「バッターン」っていう大音量が。

一瞬、何があったのやらわからず、ほえ?って感じ。
自分の足元には何か黒い物体が、わたわたしてる。
なんやこれ。
なんかあたったか?
頭が、なんだか痛いような気がする???
隣りにいた友人も、何が起こったのか?って感じ。
後ろにいた人から
「大丈夫?ぶつかったんじゃない?!」
って声をかけられて正気に。

よくみると、ゴミ箱のフタ。
なんで、こんなもんが落ちてくるんやと思って上を見上げると、自分の立っていた場所は吹き抜けになっていてその上のフロアに置いてあったゴミ箱のフタが落ちてきたようなんですね。

あっぶねえええー!
O-EASTふざけんじゃねえよ、このヤローめ。

でも、ほえ?ってほどで実はあんま痛くはなかったんですよ。
ただ、床に落ちたときの音が強烈でそれにビビった。
と思ってたら、隣りにいた男の子の肩に強打してたみたいなんですね。
自分はその子の肩の高さに頭があって、ドカンって彼の肩に当たったヤツの「おこぼれ」に当たってたようなんです。
不幸中の幸いやね。
だけど、その子はかなり痛かったみたいで、ずっと肩さすってた。
なんか気の毒や。

まあ、そんなこともあり、ライブだけではない充実した1日でありました。

さっき、かあちゃんに、そんなことあったんだよーなんて話してたら

「よかったねえ、鉄板とかじゃなくて。死んじゃうもんね」

そーだ、そーだよ!
あー、死ななくてよかった。
まだまだ、やりたいこといっぱいあるもん。
死んでるどころじゃねえ。

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2005/06/06

レッド・ツェッペリン

cd10聴いてて、つまらんというか興味も持たん音楽は、たとえれば「証明写真」のようだと思う。
1人1人ブースに入って、いいトコ撮りをして出てくる。
自分のいいトコは自分がよく知ってる(と思い込んでるだけか)とばかりに、試行錯誤、いい顔に写るように1人で必死になって、そして自分が「いい」と思う写真を持って出てくる。
それを寄せ集める。

いいものなんだから、それを集めればもっといいものになるはずだ。
果たして、いいんか?

そんな作り方をされて出来たアルバムは、面白くない。
ハリボテというか、繋ぎ合わせというか、作り手の「どう?いいでしょう?うまく、組み合わさってるだろ?」な、底意が見え見えというか。
表面的にはよく出来てるのかもしれないけれど、おあつらえ向きで媚び売りまくりのアルバム。

そんなん、ロックじゃねえ。
げえええーっ、ゲロ出ちゃうよ。
そんな、アルバムに金出せるかってんだ。

昨日、ようやくツェッペリンの1stを手にした。
もっと、早くに聴いておきたかった。
でも、今で、今だからこそいいのか?
そんなことを思いながら、「証明写真」的なロックなんてクソだぜって思いながら、聴いてた。

自分の好きなロックには、生々しさが在る。
ロックとか音楽だけに関したことじゃなく、人でもそう。
生々しい人っていうか、リアルに感情をぶつけてくれる人、もがいてる姿とか、それをストレートに表してくれる人には心が動く。
冷めた世の中ですからねえ。
なに、あの人、熱くなってんの?バカなんじゃないの?
そんな視線を感じることは普通にあるほど、自分は熱く語ったり、感情をモロに出すけれど、それを恥ずかしいと感じたことなんてない。
むしろ誇り。

そうであり続けるのも、生々しい音楽に身を焦がして、こころ壊されたり救われたりしてるからなのかも。

ツェッペリンの1st
まず、BABE I'M GONA LEAVE YOU が大好き。
そこまで、BABE言い続けるか、なところが、もうたまりません。

「何かが俺を呼んでいるから
何かが帰って来いと
俺を呼んでいるから」

そう、だからお前と別れなきゃ、ならんのです。
こんなことは、自分にもありました。

「旅と、俺とどっちをとるんだ」
って聞かれて迷わず

「旅」
って答えるまでもなく、旅に出て、帰ってきて別れた。
それでお互い幸せだったように思う。
19の終わり、20になってすぐの頃。
あの頃は今なんかより、ずっとハードボイルドでしたねえ。

BLACK MOUNTAIN SIDE から COMMUNICATION BREAKDOWNへの流れも最高に好き。
おっと、穏やかだったところに、来たか、こう来たか、コミュニケーションめ。
一気に爆発ですよ。
車ん中でこれが始まると、絶叫、合唱。
ギターのトコでは、首ぶんぶん、危ない危ない。
でも、気持ちがいいのですよ、この曲。
たまんないっス。最高っス。

それにしても、つくづく思う。
自分のそばにいる人は大変だなあって。

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2005/06/05

matchbox TWENTY

旅先で聴いた音楽はインパクトが強い。
この、マッチボックスもそう。

ベトナムにいたとき、有無を言わさず、そこそこのホテルに連れて行かれたことがある。
旅行会社とホテルが手を組んでるんで、「他は」といったトコで「ここしかないよ」がお決まり。
到着時間も遅く、くたびれてるから「まあ、いいか」って感じで、そこに泊まった。(これが、向こうの狙いで)

自分は結構、どうだっていいトコが多々あり、旅行者と衝突することもある。
こういった、ホテルもそう。
絶対安宿じゃなきゃヤダ!っていう人は必ずいて、一歩も譲らない。
両替とかもそう、1円だって無駄にしたくない!みたいな。

人それぞれだから、なんともいえないんだけどね。
「ええやん、1円ぐらい」って自分は思うんですよ。

あ、話がはぐれてしまった。
そうそう、マッチボックスね。

この泊まったベトナムのホテルっていうのが、まあ値もそこそこなトコだったんでテレビがあるんですよ、部屋に。
テレビなんて、食堂にあるヤツか、安宿のオヤジの部屋にあるもんくらいですからねえ。
好きなものを見ることなんて出来ないんですよ。

短い旅なら極力、現地の番組を見るのかなあ。
でも、長くなると、あえてというか別に現地のものを見る必要ってあんま感じなくなってくるんですよ。
毎日、常に現地ですからねえ。

それで、好きなものっていうと、たいていはMTVをつける。
で、流れていたのが、たまたまマッチボックスだったんですね。
朝方で、ぼおーっと見てましたね。
ああ、うたってる、そんな感じでした。
何の飾り気もなく、ヴォーカルがただひたすらうたってました。
ああ、これでいいんだ、と思いましたね。
豪華にごちゃごちゃ飾り立てたPVなんかじゃなくたっていいんです。
ただ、うたってりゃいいんです。
それで、心うたれました。

飾れば飾るほど、見えなくなってくるもんって多いですよ。
ロックだって一歩間違えば「虚飾」みたいなトコもあって、それを売りにしてるバンドもいるけど、やっぱ「素」であってもらいたいと思うんです。

そんな思いをあらためてかみしめた、ベトナムのけだるい朝に聴くマッチボックス。
ちゅるちゅるの薄ピンクのサテンのベッドカバーがだらしなく、いやらしく、ずり落ちかけた上でね。
ぼんやり青白い画面を眺めてたねえ、自分。

ひたすらうたうヴォーカルのまっすぐさ、そのままさが、旅で知り合ったある人とかぶってね。
どうしてるかな、もう日本に帰ったかな、なんて思いながら。

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2005/05/26

oasis

cd9最近は輸入盤が出る前に日本盤が出る。
解説とかどうだっていいんで、できればお値段の安い輸入盤の方をホントは買いたい。
でも、悔しいよね、哀しいよね、目の前に欲しいアルバムがあるんだもん。
ちっとはぁ、高いかもしれないけど買っちゃうよ。
まあ、それがレコード会社の狙いっていうか、売るためにむこうも必死なんだろうけどね。

でも、どうしたって気に入らんことがある。
買わせる目的でやってるんだろーけど、何そのボーナス・トラック!
センス悪っ!
お値段高くして、「ほら、お徳でしょ」みたいに適当に曲、追加せんでええっちゅううの。

ラストの1曲に気を遣わないアーティストなんていないと思うんですよ。
そんなラストの余韻をぶち壊すようなボーナス・トラック入れやがって。
日本のレコード会社のアホさ加減に腹が立つ。

ケミカルの新譜然り、何あれ。
ラストで「シュッ」と消えるんですよ、静寂になるんですよ。
それなのに、大音量でじゃかじゃか、また始まっちゃうなんて。
ケミカルのコンセプト、まるつぶれっスよ。

THE MUSICの2ndのボーナス・トラックもホントに蛇足的。
別にピコピコしなくたって、ええっちゅうううに。
でも、シークレット・トラックは好きなんです。
忘れた頃に始まってね。
メンバーの息づかいが伝わってくるような、気合のこもったセッション。
シークレットなんだけどねえ、でも、その力の入った具合が非常に好きなんです。
だから、余計にその前のボーナス・トラックが間抜けに感じてしまう。

さて、これだけボーナス・トラックをこきおろしておきながら、実は今回のoasisのボーナス・トラックはとても好きなんです。
正直なとこ、ジャケットの帯を見たときはまた余計なもん入れやがってーと思いましたが、聴いてみると眼からウロコ、耳からウロコ。
ボーナス・トラックにありがちな、ラストの1曲と何の脈略もない曲をぽんと・・・・では、ないんですねえ。
ちゃんとつながってるやないか。
LET THERE BE LOVEの神々しさの空気をたたえながら続く2つの曲は、ラストの余韻を見事に保ちながら、これからのoasisの背中を見せてくれてるような気がするんです。
前を見てる彼らの背中が、自然と見えてくるような、そんな幕切れです。
うつくしいです。

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2005/05/19

Mew

cd7今日、なぜか朝の4時半に目が覚めた。
早い、早すぎるよ。
しょーがない、とりあえずトイレにでも行っておくか。
ゆるゆるベッドからおりる。

ん?窓から入る光ってこんなに弱いか?
部屋にカーテンはかかっておらず、外の景色と光りがダイレクトに入ってくる。
そーか、朝早いから光が弱いのか。

どれどれ、窓に近づいてみますか。
お、おお?おおお、これは。

今まで、見たことのない朝の景色だ。
低い雲におおわれたやわらかい陽の光りと淡い色が層を成している。
家の畑の向こうの水の張られた水田に、その色と光りが映っている。
その向こうの山の中腹に薄桃色の雲がたゆたうようにかかり、音もなく風もなく、外灯が陽を反射して遠くで明滅してる。

視力、0.05で見る景色。
ぼやけてるのに、おそろしくクリアーに。
それは目で見てるのではなく、心で直接感じている景色なのかもしれない。

あ、カメラ、カメラ。
と思ったけれど、シャッターを切った瞬間にウソになるような気がして、トイレに行った。
トイレから戻って、また窓の前へ。

ふーん。
こんな日もあるのか、ま、とりあえず寝るか。

さて、前置きがえらく長くなってしまいましたが(えっ?これ前置きだったの?)、本日出してまいりました『Mew』、彼らの生み出す音楽はこんな感覚に近いような気がしまして。

美しい、といってもその捉え方や尺度はいろいろです。
彼らの音楽は確かに美しいなあと思うところがたくさんありますが、先に書いた感覚に近い美しさなんですよね。
派手さはない。
日常の裏側の美とでもいうのでしょうか。
ことさらに「美ぃぃぃぃー」と叫ばなくとも、そこにあるじゃないか、みたいな。
でも、気付かない人には気付かないようなささやかさ。

そんな、ささやかさが集ってるアルバムなんですよ。
こういう感覚はいつまでも大切にしていたいものです。

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2005/04/28

ブライアン武道館

生まれて初めてのコンサートが、武道館で行われたブライアンでした。
16か17のときでして、チケットを買うも何もわからない状態で、やみくもにチケット会社に電話しまくってましたねえ。
そして、なぜか乃木坂にあるチケット会社まで出向いたのを今でも憶えています。
当時、横浜に住んでいた自分にとって東京は未知でした。遠いトコでした。
小学生の頃からの友人と二人で地下鉄に乗ってね、行くんですよ未知なる乃木坂なるところへ。
ブライアンのチケット欲しさゆえに、整理券を取りに行ったんですよ。

「○個目の駅だからね、降りる場所ね。○個目ね。」
(大丈夫かなあ、着くかなあってドキドキですよ)
どっかにしろ着くっちゅーのって感じですよ、今思えば。
でも、あの頃は果てしないんですよ。

そんな思い出がまざまざとよみがえった27日の武道館でのブライアンのコンサート。
ブライアンにお会いするのは、もう10年以上ぶりになります。
実は5年前に来てたことなんて知らなかったんです。
たぶん知ってても、そのときは行かなかったんじゃないかなあって思うんですよ。

様々な音楽を聴くようになって、いろんな音楽が自分の周りにあふれ出していました。
高校のあの頃のように、1枚のアルバムを必死になって買って、それを擦り切れるほどに(レコードじゃないんだから、それはないっしょ。でも、まあ、そんくらい聴きまくってたってことなんですよ)聴いてた自分ではないんですよね。
気になるな、いいなって思うCDがあれば、難なく買って、次々に新しいものを流すように聴ける状況になってたんですよね。
でも、それが逆に新鮮味とか愛着とか、大切な何か「想い」のようなものをないがしろにしてしまっていたんですよ。
そんな時期だったから、「ブライアンは、もう古いや、なんか聴いてたらカッコ悪いや」なんて、そんなことっ!!
思ってた時期なんですよ。5年位前って。

16、7のときの自分が、そんなこと知ったら号泣ですよ、おそらく。
血ィ、吹いてぶっ倒れるくらいの衝撃ですよ。

んなあ、大袈裟なあって思われるかもしれないけど、あの頃の自分「おっさん」くさかったですからねえ。
そんな自分が唯一トキメク瞬間を与えてくれたのが、そう、ブライアンだったんですよ。
得体の知れない力を生み出す源であり、「ひかり」なんですよ、ブライアンが。

このブログでも、ちらっと書いてますが、ワタクシ美術大学を受験するためにアトリエに通っていたんです、高3のときに。
あの頃は、ホントに大変でした。
日曜以外、毎日学校とアトリエがあって、学校の試験があろうがなかろうがアトリエはあるんですよ。
アトリエ休んだら美大に入れない!なんてそんなアホなことに執着して、身も心もズタズタですよ。
睡眠時間、毎日3時間っちゅう超過酷スケジュール。
でも、自分で始めたことだから誰にも文句言うこともできず、ただひたすらの日々。

そんな毎日を照らすもの、「ひかり」がブライアンだったんです。

結局、今回のブライアンのコンサートに行こう!っていう動機というか、いきさつってあまりリアルに憶えてないんですよね。
あの高校の頃の「地下鉄、○個目、○個目」っていうのとは逆に。

だけど、いろんな意味で整理のついた時期なのかもしれない、今の自分って。
10年一区切りっていうけど、ホントそうだ。(厳密にいうと、もちっと経ってるね。今、29やから)

さて、なんやかんや言って「整理ついたぞ」なんていう自分、泣いてましたねえ。
「ぶっ、ブライアーン」って言いながら、号泣とまではいかないけど、おうおう言ってましたよ。
この前のサンボマスターでも泣いてたじゃないですか、なんでそんな泣くんですかね。

わかりません。
人前では絶対泣かねえぞって、息巻いてるというかポリシーなんですけどね。一応。

まあ、それにしたって音楽っていうものはスゴイですよ。
言葉では忘れてる希薄なものを呼び覚ましますからねえ。
それも、どくどくと。

何度か涙ぐんでたけど、ラスト近くアコギ一本で一人でステージに立つブライアンが「Straight from the heart」をうたったとき。
いろんな想い、よぎりました。
みんな忘れちゃいけない想いなんですよ、きっと。
ささやかだけど、キラキラしてる、そんな想いは大切にしてなくちゃいけないんですよ。

それをブライアンが教えてくれていたように思うんです。

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2005/04/03

車中はツェッペリンで

最近まで、車の中ではずっとストーンズを聴いていたけど、やっぱツェッペリンだなあ。
ツェッペリンじゃないと、ちから出ねえなあってことで、復活。
といっても聴ける音楽のハバ狭すぎですからねえ、あれこれ楽しく選べませんからねえ。
なんせ、相変わらずカセットですし、カセットはウチじゃあダビングできないし。
あるもんしか聴けんじゃが。
八方ふさがりだべ。

ツェッペリン、家でも聴いてみるんだけど、なんだかなあ、家のは迫力ないなあ。
でも、車の中で聴くと、大音量のせいなのか、ドラムのドカスカいうのとか、ロバートの雄叫びなんかが、もうしびれちゃうほどかっこいいんだべよ。
速度どんどん出ちゃうよ、危ないよ。
だけんど、速度が出れば出るほど、かっこよく聴こえてくるんじゃが。

といったところで、しょせん「軽」ですし、日々がたがたいってますし、一般道しか走れんもんで80がいいとこですたい。

明日、そろそろタイヤの履き替え。
もう、雪降らんじゃろ。

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2005/03/24

お顔が濃い

cd3
昨日も熱く語ったステレオフォニックス。
そのヴォーカル。お顔が濃いね。
濃いお顔は好きとか嫌いじゃなくて、自分もえらい濃い顔してるんで身近に感じるというか、濃い顔の人を見ると何故かうれしい。
「仲間だ」って思うねん。

それにしても、このふてぶてしさ。
いいですね~。
UKのいいトコ、そう、ふてぶてしいねん。
何様ねんって感じなトコが、たまらなくいいのですよ。
オエーシスのリアム然り。
おにーちゃんはニコニコしてんだけどね。

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UKロック魂

cd4
この前、ヘロヘロの身体のままふらふらタワーへ行き、この2枚のCDを手にしていた。
STEREOPHONICSとTHE MUSIC
具合悪いときに選んじゃうCDだろか、これって。
なんの根拠で選んでたんだろ。
あの時は頭が朦朧としてたから、今となってはよくわからない。
たしか、試聴もしてたはずだけど、ただなんとなくビデオ・クリップ見てただけのような気もする。
STEREOPHONICSのボーカルは顔が濃いなあとか思ってたような気がする。
それでも2枚のCDはしっかり持ってお勘定してんだもんなあ。(ちゃんと聴いてたんですかねえ)

でもって、身体、少々復活してから聴いてみた。
どれどれ、ん?

「おぉぉぉぉー、いいじゃねえーか!」

具合が悪いときのお買い物っていうのは、あれやこれや難しいこと考えられないぶん、案外いいのかもしれん。
また具合が悪くなったら、CDを買いに行こう。
思いもよらんもん、手にして、またレジに並んでんだろうなあ。

さて、今、とっかえひっかえ、とにかく聴きまくってるわけですが、今までこんなすごいバンドがいたっていうのに(STEREOPHONICS)目もくれてなかったことにびっくり。
そしてUKロックの懐の深さみたいなもんに、しみぢみしてるわけであります。
探せば、まだまだあるんじゃないの?そんな感じ。

UKとUS。
どっちかといったら自分は、やっぱUKなんだなって、この2枚を聴いて改めて実感した。
中学、高校まではロックっていったら「アメリカでしょ」、だったんですけどねえ。
どうしちゃったんでしょう。
そりゃあ、ブリンクは大好きですよ、リンキン最高や!ですよ。
でも、根本を揺すぶられるというか、自分の触れられたくないとこをさり気なくも刺激していくのは、やはりUKなんですよねえ。
ちくちく、ぢりぢり、ひりひり、なんですよ。
意外と地味だったりするんですよ。
でも、それが実際自分の住んでる場所、生きてるレベルなんですよ。

USロックのいうところの「破壊」。
それは例えば大都会の超巨大ビルをダイナマイトで爆破!大破!
みたいな、アホみたいなスケールのでかさだったりするんですよ。

逆にそれがUKになると、
近所の、どうでもいいような塀を拳でぽかすかやって
「ちくしょー、いてぇな。こわれねえし」
なんて、これまたアホな加減だったりするような。

だけど、これが自分のレベルなんですよ。
自分が「破壊」するレベルなんて所詮そんなもんで、粉々に砕け切っちゃうビルの破片はかえってリアルじゃないんですよ。
別に音楽にリアルを求める意味はないのかもしれない。

でも、聴き終わっても、まだぢりぢりした熱が冷めない、そんなUKロックはとても自分に近いところに在るような気がしてね。

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2005/02/22

そうだ、サンボマスターだ

そういえば、9日に「サンボマスター」のライブ行ったんだ。
もう2週間も経ってしまった。

渋谷のクラブ・クアトロは入ったとたん人だらけで狭くて暑くて、なんじゃここはーって思ったんだ。
入り口でもらったチラシを人がわらわらいる中でぶちまけて、ホントに迷惑な客になってたなあ、自分。
せっかくもらったドリンク・チケットもどっかいちまうし、みっともな~いって思う以前に損したなって思った。

「なんですか、この人だかりは。もっとライブ・ハウスみたいなトコだと思ってましたよ。」
とヴォーカルの山さんが言うとおり、クアトロってこんな場だったのね、ワケのわからんふうに人が群がっていた。
これじゃ、ステージも見えんよ。
案の定、人の頭の隙間から、たまに山さん!あ、また山さん!そんな感じ。
また、微妙な段差のトコのきわになんて立ってたから飛ぶこともできず、なんかこれも損したなって。

でも、ライブは楽しかった。

いろんな立場、いろんな年齢層の人たちが集ってつくる空気は心地よかった。
ラストは、たぶんあれだろうな。
そう、『月に咲く花のようになるの』。
初めて聴いたサンボマスターで、いちばん好きなサンボマスター。
出だしは、あれ?山さんちょっと音はずれてるんとちゃう?って感じだったけど、気付けば一緒にうたう自分がいて、いつしか泣いていた。
なんで泣いてるんやっ!!
泣いてる自分にものすごく動揺した。
今まで歌聴いて、歌うたって泣いたことなんてない。
なんでなんでしょう、自然と涙が溢れてきて、それをこらえようとして途中から歌えなくなってしまったほどさ。

『月に咲く花のようになるの』の後、何度もアンコールに応え、もう勘弁してくださいよってな感じの山さんがご愛嬌たっぷりでね、よいライブだったわ。

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2005/02/15

ライブでケミカル・ブラザーズ

行って参りました。
楽しみにしてました「ケミカル・ブラザーズ」の東京公演。
追加公演が発表され、そのチケットが手にできたとき、どんなに嬉しかったことか。
これまた、ぶるぶる震えましたねえ。

さて、そんなことはさておき、『Hey Boy Hey Girl』で幕を開けたライブ。
CDで聴いているときは、それほど感じないのですが、やはりライブになるとかなり攻撃的なんですね。
びっくりしました。
激動と静寂を繰り返しながら、そんな攻撃的なリズムが全身を貫いていくのは快感でもありました。
4枚目のアルバムの帯に書かれた宣伝文句に「光りの鳴る方へ」とあったような(なかったかも。曖昧でスミマセン)気がするのですが、まさにそんな感じですね。
時折り溢れる膨大な光りの闇は制御不能なほどに膨れ上がり、暴力的に観客を圧倒させます。
が、いつしかその光りは私たちを恍惚へとも導くのです。
光りが音を鳴らしているのです。
美しい光景でした。

新しいアルバムを出したばかりということもあり、1曲目はやはり『GALVANIZE』か?と予想してたのですが、それは見事に打ち砕かれましたね。
逆に思い入れのある『Hey Boy Hey Girl』で始まったことは自分としては、とても嬉しかったですね。
でも、残念だったのは新しいアルバムの4、8曲目に収録された『HOLD TIGHT LONDON』と『CLOSE YOUR EYES』が現れなかったこと。
この2つの曲が闇の中できらめいていたら、どんなに美しかったことでしょう。
想像しただけで、うっとりです。
これは、またの機会のお楽しみとして待つことにいたしましょう。

ケミカル・ブラザーズ、お二人の生み出す音楽は確かにとても質が高いと思います。
と同時に、温和で柔和なたたずまいの彼らが、あそこまで攻撃的な爆音を轟かせることに自分は成す術もなく平伏してしまうのです。
音がふっと消えた静寂の瞬間、彼らはきっと優しく微笑んでいるんじゃないかって思えるんですよ。

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2005/02/07

今さらツェッペリン。されど

先日まで、車の中ではもっぱら『ツェッペリン』のベストを聴いていた。
車の中ではカセットしか聴くことができず、家の中ではCDしか聴けない。
んー、家でもツェッペリンが聴きてえぞ、ということでCDを買った。
4枚目のアルバムを購入。
あー、やっぱり?素人はこれだから困っちゃうよって熱心なツェッペリン・ファンには怒られてしまうかもしれないなあ。
だって、4枚目といったら言わずと知れた、あの『天国への階段』ですもの。

ツェッペリンっていったら、みんなそればっか!それだけじゃないんだから!って、やはり怒りの声が飛びそうですが、いいもんはいいと思うし、すごいなーと思った。
これが『天国への階段』なのかーって、震えながら車の中で聴いてた。
車がボロくてぶるぶるいってるから、自分まで震えてる錯覚があっただけなのかもしれないし、ただ寒くてぶるぶるしてただけかもしれない。
でも、震えながら「スゲエなー」って思った。

今さらツェッペリン?
確かに、今さら。
今まではろくに聴いたこともなくて、神格化されたバンドっていうイメージしかなかったけど、実際に聴いてみるとその「神格化された」っていうのも嘘じゃないなあって。

後半のギター・ソロとそれに絡むドラムがたまらなく好きで、車のなかで聴いてたときは『天国への階段』が終わるまでおりてこなかったなあ。

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2005/01/22

ケミカル兄弟

あちこちでいわれているから、ここでいわなくともいいだろうって思うけど、確かにケミカル・ブラザーズの新しいアルバム、今までとはなんか違う。

初めて耳にした場所が自分の働いている本屋で、その騒々しい中でかすれがすれ聞こえてくるものは、どうもパッとしない(サウンド商品も売ってるので、音楽がかかってる実にうるさい本屋でして)。
あれ?これケミカル?
なんか拍子抜けしてしまった。

でも、中盤から雑然とした店の中を射るように、音がきらめきだした。
お?やっぱりケミカルやっ!
たゆたうメロディーを押し上げるように刻まれる、気持ちを舞い上げてくれるビート。
美しくて哀しくて繊細なのに、からだを揺すぶる熱いその音に陶酔。

彼らいわく
「全ての音がやんだ後に、何もかも受け入れてくれるような静寂の世界が広がっていくっていう・・・それが僕達が思い描く理想のエンディングかもしれない」

音が止んだとき、新たな景色のなかに自分がいるって思える、そんな音楽にはそう多くは出合えない。
音が消えた後も終わりじゃなくって、自分の中には何かが広がっている。

来月の彼らのライブが、ものすごく楽しみになってきた!

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2005/01/17

祝!ブライアン来日!!

来ますよ、ブライアンが。
先程、何気なくウドーから届いたメールを見ましたら
「ブライアン」・・・ん?

ブライアン・アダムスっ

帰ってきますよ、ブライアン。ギターかかえて。武道館に。

これは行かねば。
10年ぶりですワタクシ、生ブライは。

先行予約は19日ですよ、みなさんっ!

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2005/01/01

年明けはblink182

ガリゴリな雪道をくぐりぬけ、今年最後の仕事を終え家に帰りついた頃は、もう年も明けるやんってお時間。
急いで急いで、年越しそば食べて、さて、ここからが自分の時間。
年明け一発目はなに聴く?
ヴォリュームあげまして、いよっ、来たっ!ブリンクです。
今年もまた勢いつきますよう。
そんな気持ちで、新たな年を。

あけましておめでとうございます。

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2004/12/28

摩天楼はバラ色に

今、いちばん欲しいCDがこの映画のサントラ。
もう、今年はこれ以上CDぽんぽん買っちゃ駄目だ。ガマンしなきゃ駄目だ。
なのに、さっきもアマゾンでせっせと検索なんぞかけて、買う気満々やん、もう。

夕方にこの映画をみて、もう何度もみてるのに、改めてその音楽にホレボレしてた。
80年代は、やっぱいいなあ。
古臭い?ダサい?
そーかもしれないけど、元気があっていいんですよ。

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2004/12/21

『エニグマ』掲示板

こりずに、いろいろやります。
ヤフーにて、『エニグマ』ってワールド?なるタイトルで『エニグマ』の掲示板なんぞ作ってしまいました。
音楽のカテゴリーの中で探しても、ないんですねえ、エニグマって。
なら、自分で立ち上げようってことで。

エニグマはね、なかなか「好きだ」って人が現れない。

興味ある人もない人も、エニグマなんて知らない人も、お時間ありましたら見てみて下さい。
地味ながら展開してます。

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2004/12/19

いまだにカセット

うちの本屋には「ありゃま」な掘り出し物がたまにある。
この前、お客さんに「安すぎです、中古なんですか」って言われて連れて行かれた先で、300円のCDと一緒に並ぶカセットを発見。
しばし、物色。(ちゃんと仕事してください)

以前のブログでも書いたけれど、自分の車はいまだにカセット。
おまけに、うちにあるデッキではカセットへのダビングができないため、昔とった「ボン・ジョビ」を毎日聴いてる。
さすがに、飽きた。
そんなときに、グッドです。
カセットなんて、売ってるよ。
しかも、1本500円。

さっそく、とりおき。
買おうと思ってる本やCDを、店員はレジ後ろの棚に詰めておくことが可能。
だいたい、どの品が誰のもんか、わかる。
ワタクシのはすぐばれる。
今回は、掘り出しカセット3点盛り。
ツェッペリンのベスト、ストーンズのベスト、最新のエンヤ。
友人いわく、「アナタのとりおきは、バラバラだから、すぐわかるのよ」
たしかに。

そんなカセットを先日買いまして、今、車の中はツェッペリン。
「あ~~~、あー」とか、いってます。

さて、うちから仕事場の本屋は大変近く、車で約7分。
2曲も聴けないうちに、あっという間に到着。
つまらん。

それを店の仲間に話したら、「遠回りして帰ればいいんですよ」って。
ガソリンがもったいないやんけ。
貧乏だね。

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2004/12/15

とまらないサンボマスター旋風

cd2

とりあえずHPの工事も無事終了し、今ようやくノビノビと「サンボマスター」を聴いてるわけなんですよ。
いいですねえ、相変わらず熱いっスよ。
さて、そんなサンボさん熱、おさまるどころかますます加熱してます。
ライブのチケット、勢いでとってしまいました。
友人に「行くか?」って聞いてみようかと思ったけど、たぶん「誰それ。何それ」って返されそーだし、深夜だったし、とりあえずプレ・リザーブで「1枚」エントリー。
抽選だから、まあダメだったら仕方ないと思ってたら後日、「チケットをご用意させていただきました」とのメールが。
とれるんなら2枚とっときゃ、よかったー。

でも、友人に「サンボマスター、一緒に行こう」といったトコで
「なに、このむさくるしい男たち。行かないよ。え?2枚とっちゃった?誰が行くっていったよ」
ってなりそうなんで、やっぱ1枚でよかったのかもしれない。

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2004/12/03

わりと音楽好きな人に100の質問

TBしてくださったラブラブシネマさんが、やってて面白いなって思ったんで。
でも、100個は、くたびれるね。

1 あなたのHNは?
 azuoo

2 その由来を教えて下さい。
姉が「あずおおーー!」って呼ぶんでそれを、アルファベットで当てはめてみた

3 性別・誕生日・血液型は?
 どちらでもあって、どちらでもないような感じ・0131・たぶんB?(調べたことない)
 
4 性格を一言で言うと?
 一言でいえる性格だったら、とてもラクだ、といつも思っております

5 趣味は何ですか?
 旅

6 ラーメンと言えば、味噌・醤油・塩・とんこつ?
 しょうゆ?

7 わりと面食いですか?
 ええ、もちろん

8 どんな感じの音楽が好きですか?
 ちらっと聴いて、これだ!と思うと「お気に入り」になるんで多岐

9 苦手な音楽は?
 アイドル曲、「今はやってるから聴けば?」って曲、ラップ、ヒップホップ

10 アナログ派?デジタル派?
 生き方はアナログ、あ、そんなの聞いてるんじゃないか

11 好きなアーティストは?(何人でも)
 エニグマ、ビョーク、ブリンク、ブライアン・アダムス、U2、リンキンパーク、最近聴き始めたウィーザー、サンボマスター、エール、アンダーワールド、ケミカル、プロディジー、オアシス、好きな映画のサントラ

12 今注目しているアーティストは?(何人でも)
 とりあえず、今はサンボマスター、常に心に在るのはエニグマ

13 どのくらいの音量で音楽を聴きますか?
 皆様に迷惑にならぬ程度に大音量
 
14 今の環境に満足していますか?(スピーカーなど)
  いかんです

15 CD・レコードなど、何枚ぐらい持っていますか?
  数えたことない

16 どんなジャンルが多いですか?
 ロック、エニグマ風のもの、でもセックス・ピストルズ聴いた後バグダッド・カフェ(サントラ)聴いたりしてる人間なんで、ひとくくりにこんなジャンルいっぱいよーとは言えない

17 月に何枚ぐらいCDを買いますか?
 うるおってるときは10枚くらい、が、滅多にない、そんなことは

18 洋楽は日本盤・輸入盤どちらを買いますか?
 好きなアーティストのものはなるべく日本盤で買おうとしてる

19 中古CDはよく買いますか?
 買ったことないです

20 CDレンタルなどよくしますか?
 友人から、たまーーーに借りる程度(コピーとか)

21 携帯用の音楽プレーヤーは何を持っていますか?
 外では聴かない、外の町の雑音を聴く

22 旅行の時、CDを持って行きますか?
 向こうで買うけど、持っていかない

23 よく見る音楽番組は?
 昔、「神奈川テレビ」(ローカルやわー)の音楽ものはよくみた

24 よく読む音楽雑誌は?
 ロッキンオンとかクロスビートを立ち読む程度

25 よく行く音楽系のサイトは?
 最近、エニグマのことをすごく詳しく書いたものを見つけた、気になるが全部一気に読める量でない

26 よく行くCDショップは?
 タワレコ

27 よく聴くラジオは?
 昔、J-waveの深夜枠でスガシカオの番組があって、これは毎週よく聴いてた(大学のころやな)
 
28 これは良い!、という情報源は何ですか?
 友人からのもん

29 わりと頑張ってるほうですか?
 ええ、まあ、ぼちぼち、って何をですか

30 いつの頃から(意図して)音楽を聴くようになりましたか?
 王道やけど中学

31 その頃のヒーロー(ヒロイン)は誰でしたか?
 ブライアン・アダムス

32 両親の影響はあると思いますか?
 皆無

33 友達の影響はあると思いますか?
 多少

34 初めて買ったCD(レコード)は?
 小3のときに「ゴーストバスターズ」のカセットを

35 今でも持っていますか?
 ある

36 何か楽器が弾けますか?
 まったく

37 ボーカル・ギター・ベース・ドラム、カッコイイと思う順に並べて下さい。
 ドラム、ボーカル、ギター、ベース

38 好きな楽器は何ですか?
 バグパイプ

39 この人が一番、と思うボーカリストは?
 若かりし頃の光りでしたので、ブライアンということで

40 この人が一番、と思うギタリストは?
 ジョージ・ハリスン

41 この人が一番、と思うベーシストは?
 スティングおぢさん

42 この人が一番、と思うドラマーは?
 トラヴィス(ブリンク182)

43 最強のバンドは?
 U2

44 紅白の小林幸子と美川憲一、どう思いますか?
 みてないから、なんともいえないや

45 リズムを取るとき、どういう風に取りますか?
 頭ぶんぶん振ってますな(この前、プロディジーのライブで振りすぎてむちうち気味)

46 音楽のリズムに合わせて歩いてしまいますか?
 聴きながら歩くことは滅多にないなあ

47 思わず踊りそうになってしまうことがありますか?
 しょっちゅうで、生活の一部

48 着メロは何ですか?
 ぶるぶるバイブぅ

49 ダウンロードしますか、それとも自分で作りますか?
 携帯には興味ない

50 カラオケに月何度ぐらい行きますか?
 ゼロ

51 十八番の曲は何ですか?
 行かんのでないどす

52 カラオケは好きですか?
 行かないって言ってるでしょ

53 人が歌っているのを聴きますか?
 渋々連れてかれたときは、歌わんので聴くしかないでしょう

54 どういう関係の人達とよく行きますか?
 仕事関係

55 最高何時間ほどカラオケをしましたか?
 ワタクシがあまりに、つまらなそーな顔してるんで早々に出てる

56 関係ありませんけど、ヅラと言えば?
 ぺさん、ズラが通販で売ってた

57 一番好きなアーティストは?
 エニグマ

58 どこに惚れましたか?
 これまた人生の光り

59 そのアーティストのCDは何枚持っていますか?
 リミックス以外全部

60 そのアーティストの一番好きなCDは?
 2枚目

61 そのアーティストの一番好きな曲は?
 リターン・トゥ・イノセンス
 
62 ファン歴何年ですか?
 10年以上になりますか

63 そのアーティストのライブによく行きますか?
 やらないやん、行きたくたって

64 ファンクラブに入っていますか?
 あるんか?

65 抱かれてもいいですか?
 エニグマが爆音でかかってたら

66 そのアーティストに応援メッセージを。
 そろそろ息切れそーだけど、やめてしまっても、ワタクシにとってエニグマは永遠ですから

67 モーニング娘。で誰が一番好きですか?
 誰が誰だか、わからんよ

68 SMAPで誰が一番好きですか?
 強いて言えば、クサナギ氏

69 この質問の番号が気になりますか? 私は気になります。
 いいね、はい終わり

70 少し息抜きをして下さい。
 くたびれてきた

71 あ、今何時?
 昼、2時半や、今日仕事休み

72 朝ご飯ちゃんと食べてる?
 食べるよ

73 貯金はしてる?
 貯まらんねえ、おかしいなあ

74 余計なお世話ですか?
 いやいや、そろそろそういう年頃なんですけどね

75 自分テーマソングは何ですか?
 エニグマ

76 落ち込んだ時に聴く曲は何ですか?(どんな曲ですか?)
 あんま落ち込まないね、でも、リンキン聴いたらスカッとしたことあるね

77 最近どうしても耳から離れない曲は何ですか?
 サンボマスターかしらねえ

78 ついつい口ずさんでしまう曲は何ですか?
 ないねえ

79 思わず泣いてしまった(泣きそうになる)曲は何ですか?
 エニグマかなあ

80 一番好きなCDジャケットは何ですか?
 最近のお気に入りはウィーザーの「Pinkerton」

81 これは変だろう、と思うジャケットがあれば教えて下さい。
 エニグマの1枚目

82 よくCDのケースを壊しますか?
 ないよ、そんなこと

83 中身が間違って入っていたりしますか?
 ないよ、そんなこと

84 ジャケ買いをしますか?
 するよ、じゃんじゃんしちゃうよ

85 声が好きなアーティストは?
 ブリンクの2人の声がはもってるトコ

86 メロディーが好きなアーティストは?
 ブリンクの最新のものは良い出来

87 楽曲が好きなアーティストは?
 とりあえずなんでもエニグマって答えとけって思ってる
 
88 歌詞が好きなアーティストは?
 最近聴き始めたサンボマスター、いいです

89 ルックスが好きなアーテイストは?
 ジョージ・ハリスン

90 声・メロディー・楽曲・歌詞・ルックス、何を一番重視しますか?
 メロディー

91 生き返ってほしいアーティストは?
 ジョージ・ハリスン

92 清原がK-1に参戦した時の入場曲はズバリ!
 結婚式とかの曲とかでええんちゃうの(どーでもいいって感じ)

93 パパにしたいアーティストは?
 父ちゃんは普通でいい

94 音楽について語り合える友達は居ますか?
 おります

95 音の無い世界と光の無い世界、どちらが苦痛ですか?
 光りは自分で創ればいいから(強引やな)音がないほうがつらい

96 自分を音楽バカだと感じるのはどんな時ですか?
 昨日買ったじゃん、また買うの?ってとき

97 黒板を爪で引っ掻く音、耐えることができますか?
 1回なら平気

98 豪華アーティスト夢の共演、どんなメンバーですか?
 アンダーワールドとケミカル

99 あなたにとって音楽とは?
 ひかり

100 それでは最後に、いち! にぃ! さん!!
 そろそろ、お昼食べよ

質問提供「Just 100%」

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2004/12/02

サンボマスター

「恋の門」ではまり、今は「サンボマスター」リピートしまくりで聴いてます。
邦画はあんまみないのに、まして邦楽も全然聴かないのに、なぜでしょう、この熱くせまってくるものは。
たぶん、彼ら「サンボマスター」のそのヴィジュアルが、ワタクシを熱くしてるのでしょう。

そんなこといっちゃいけないね、なんていいながら、なんやかんや世の中醜いほどに「ようは、見た目」なんです。
大して歌が上手くなくたって、かっこいいだけで歌っちゃってる人が、いかに多いか。
うんざりっすよ。
俳優としてイケてんなら、俳優一筋でいいじゃないですか、なんでCDまで出しちゃうんですか。

それにひきかえ、「サンボマスター」、3人そろって皆様、もっさい。
だからこそ、胸に迫ってくるんです。
必死こいて、がなって、熱くなってる彼らの姿は、なんとなく「クール」がかっこいいんじゃない?なんて冷めた振りして実は何に熱くなればいいのかわからんギャルからみりゃ「いけてな~い」なのかもしれない。

人は残酷です。
眼に映るものが「美」であれば、それは「美」であると錯覚してしまうのです。
でも、容姿端麗な紳士淑女が
「君の名は必ず叫ぶから
僕の事 信じちゃくれないか」
(月に咲く花のようになるの より)
って、歌ったとこで何が伝わってくるだろう。

たぶん、熱くなんかならないんだ。

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2004/11/24

エレクトラグライド

晩秋の風物詩、幕張で行われる大規模なクラブイベント「エレクトラグライド」、今年も行ってしまいます。
年々ね、くたびれるわあって思うんだけどね、行ってしまうのよ。
今年のトリはなんてったって、プロディジーなんですもの。これは行かないと。
でも、一緒に行く友人は風邪ひいてるっていうし、大丈夫かしら。

さて、今回の東京行きはこれ以外にも、てんこもり。
まず、「ハウルの城」を観ます。
平日の昼間、おまけに池袋ならすいてるでしょう。
このあとに、以前の職場でお世話になってた(迷惑かけてた)友人と、蕎麦屋の二階で、ぢみぃーに一杯交わします。
翌日は、渋谷で観られる映画を観て(予定では「恋の門」かしら。garamさんのところで気になってた映画)
本屋とタワーレコードに行って、エレクトへ。
最終日は東京の家を掃除してから、また長野へ帰ります。

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2004/11/23

毎日、ボン・ジョビぃ~

東京にいた頃は、まさか自分が車を運転するなんて思ってもいなかったんです。
でも、まあとりあえず免許だけは取っておいたんです。たぶんペーパーで終わるんやろーなあと思いながら。
いやー、だけど人生わかりませんなあ。
今、毎日車ガンガン運転してますからねえ。

3年前、旅から戻ると長野に家が建ってたんですよ。
あれまあ、でしたね。
で、あまり深く考えず付いて来ちゃったわいいが、生活は東京にいた頃と同じってわけにはいかないんですよ。
まず、何に苦労したかって「移動手段」がものすごく限られているんですよ。
電車来ないね、バスも来ないね。
これじゃ、どこへも行かれないやんけー!

ってことで一発奮起して今にいたり、車運転も2年以上経ちました。
さて、わが愛車の名前は「ヘボ吉くん」というんですが、その名に恥じないほどヘボいんです。
我が家にやってきた時点ですでに5万キロメートル以上走ってる中古でして、連れてこられた段階で、もうくったりしてるんですね。
母親いわく「なんでこんな車に、アンタお金払ってんのよー!アホなんじゃないの」
んー、なんでだろう。いいと思っちゃったんですよね。

さて、ヘボ吉くん、古いですからね。車内もクラシカルです。
いまだに、カセットです。
仕事場の人からは、「CDにつけかえればいいじゃん」って。
「中古だし、いいよ。スピーカーも、どう見ても安物だし、ちぐはぐだよ」
ってワケなんですが、うちにはカセットにダビングできるデッキがない。
じゃあ、むかーし、ダビングしたものを・・・・で、出てきましたのがボン・ジョビなわけでして、明けても暮れてもボン・ジョビなんです。
雨の日も晴れの日も「レイ、ユア、ハンズオン、ミ~」やら「ラナウェ~イ」なんですね。
毎日聴いててよく飽きないなあって自分でも思うんですが、よく考えてみたらヘボ吉くんのエンジンがやたら唸りをあげてて聞こえてないんだったわ。
80キロぐらい出すと、うおーうおー悲鳴上げるし、んじゃ30キロぐらいってなると、ぶるぶる・がたがたしだすし。
どうせえっちゅーうの!

でも、こんな自分が車を運転してることが昔からの友人は信じられんようで
「アズヲさん、すご~い」って。
「ガンガン、飛ばしちゃうんだぜ」
っていったとこで、しょせん軽なんですがね。


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2004/11/18

U2という「家族」

cd1.jpg
U2が始めから今日まで4人であり続けるのは、バンドというひとつの形態をこえた「家族」であるからだと思う。
たくさんの素晴らしいバンドが次々と現れては消えていくのは、彼らがバンドとは別の「家族」を作り、そこで生きるために生きていくから。
U2のメンバーが結婚してるとか、そーいった週刊誌で取り上げられるようなことに自分はあまり興味がないし、別にしてたって構わない。
でも、4人で常に前進してる彼らをみると、彼らの「家族」はU2なんだろうなと思う。
ロックが怒りや憤り、社会に対する疑問や不満があってこそ歌われるものであって、心を外に向けながらも終始、内面とも闘わねばならないものであるとしたら、並大抵の人間じゃつとまらない。
ロックだけではなく、絵画や書物にしたって、怒りがあって生まれるものには力がある。
とかく怒りというと、破壊であるとか無軌道さであるとか暴力なんていう、目に見える稚拙なものを「怒り」と捉えてしまうきらいがあるが、自分のいいたい「怒り」はそうじゃない。
たぶん、U2の訴える「怒り」もそう。
「オレが正義だ」って言って、濁りのない白旗を振ってるのではなく、血みどろでもどす黒くても、そこにわずかに輝く白い点を見失わないよう進むこと。
その視点からみえる社会であり、おのれに対する「怒り」。
そこから歌われるから、U2の歌には「愛」があるんだと思う。

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U2

u2.jpg
今日は仕事が休みなので、U2いっぱい聴いてます。
いや~、かっこいいですなあ。
1曲目、もう出だしからして、かっこいいもんなあ。
いち、にい、さん、しいー、ほいっ!ですからね。
ガツーン、とやられました。

先日、手書きタブレットなるものを購入しまして使ってみてはいるんですけど、なんなんでしょ、この絵は↑
マウスでぶるぶる描くのと大差ないんですけど。
使いこなせてないだけなんでしょうか、それとも根本的に何か感覚がズレてるんですかねえ。
まあ、いつも何事も多少ズレてるんで、いいか、とは思ってるんですけどね。
「U2かっこいいわ~」のラブコールなのに、描いてるもんも意味不明だしなあ。
なんだ?かいじゅうか?

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2004/11/17

おかえりなさい、ブライアン・アダムス

「死ぬまで18歳」って歌って、がくんと落ちちゃったブライアン・アダムス。
ファントしては、悲しかった。
おいおい、なに歌ってんだよって。
でも、久々に帰ってきたブライアンは昔のブライアンを彷彿とさせるものがあった。
そりゃー、やたら輝いてた昔とは違うけど、新しいアルバム『Room Service』は、ロックが好きなんじゃーってがなってた頃のブライアンを思い出させてくれます。
だけど、やっぱり昔と同じままではいかないのねって寂しく感じるのは、メンバーが代わっていること。
ベースとキーボードがいない。
ベースの人は、気に入ってただけに、寂しさひとしお。
たまには、奥にしまいっきりのブライアンのビデオ・クリップでもみてみよーかね。

今日は、U2のアルバムが出ます。
このバンドは不動の4人ですね。
かっこいいっス。
ただ、今回のアルバム・タイトル、ん~いかがなもんなんでしょ。
聴いてないから、なんともいえないけど。

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2004/11/11

10cc

今、10ccを聴いてます。
いや~、やっぱり「I'm not in love」は名曲だな~ってしみぢみ思いました。
いろんなところで登場する、この曲ですが、自分にとっていちばん鮮烈だったのは映画『ヴァージン・スーサイズ』。
美しい5人姉妹の中で誰よりも奔放で大人びた四女ラックスが、高校のダンスパーティーで見事クィーンに選ばれた夜。キングに選ばれたボーイフレンドと踊る彼女の、うっとりとした姿。美しかったですねえ。
そんな2人を包み込むように流れるのが、10ccなのであります。

この映画がもし、単なるティーンエイジャーの甘い恋物語であって、そこでこの音楽が流れていても大してヒビいてくることはないと思うんです。

この夜を境に彼女たちは、むせかえる死の香りの充満した部屋に閉じこもります。
救けの手はすぐそばまで届いていたのに、その手に、たくさんの疑問と美しすぎる一瞬を残して死を選びます。

こんな映画だからこそ、より10ccのあの音楽が、きらめくあの瞬間を脳裏に焼き付けるんでしょうね。

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