松本の魅力
東京において独特な憧れをもって語られる街が吉祥寺であるとすると、長野でそれに匹敵する街といったらどこだろう。
自分は松本だと思う。
今日も松本に来ている。
雨の松本はしっとりと風情がある。
長野県というのは交通、特に列車の便が悪く、佐久から松本というのは地図上では近いのに、列車だと実に遠い。
なもんで、木曽にいる今が行きどきだと思って、頻繁ではないが好んで行く。
松本はコンパクトな街だ。
とりたてて「これを見ろ」なものはないし(いや、あるか。松本城とか)、特別な何かがあるわけではない。
でも、だからこそ、それが心地好いのかもしれない。
観光地ではあるけど、観光地びいきなアプローチはあまり感じられないし、普通にぷらぷらして、ぼーっとできる。
小さなギャラリーがあって、ワケのわからん店があって、本屋寄って、CD屋寄って。
おいしいものがいただける気のきいたレストランや、渋い喫茶店があって。
街っていうのはこれだけ揃ってれば、ホントに魅力的だなあと自分は思うのだ。
今の学校に来る直前は、松本近郊に住みたいなあという願望があったが、現実としてはどうやら違う地になりそう。
でも、まあそれはそれとして、末永く松本という街を愉しみながらいきていけばいいかなあ、と。
あと、松本とは別に圧倒的な景色の存在で自分の心を動かしたところがある。
そこはそこでひじょうに魅力的なのである。
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