2008/06/25

即売会に向けて

即売会に向けて

3月にある即売会。
技専の授業のなかで作られたものは、このとき販売される。
ま、全部ではないんだけど。
だって、いま作ってるボコボコの「穴とほぞ」なんて、誰もいらんでしょう。

そんなわけで、売り物一発目はキーホルダー。
三種の材を寄木して、それを糸ノコで切ったもの。

三枚の寄木板を作って、三つのキーホルダーを作り、そのうちの一つを販売。

という主旨なのに、勝手に自己解釈して、三つつなげてるし。(コラコラ)

だって、寄木がうまくいかなかったんだもん。
それで、いい部分だけ使ってピヨちゃん作ったんだもん。
ママは、きれいにできた寄木板いっぱいに使って大きく作ってね。

そんな、邪道キーホルダー。

これからも、きっと自己解釈型・邪道方式で作る先生泣かせの生徒であることでしょう。

だって、いろいろ思いつくんだもん。

先生、ゴメン。

|

2008/06/24

VIVA LA VIDA

VIVA LA VIDA

コールドプレイ、今までのなかで一番すき。

「静」を求めるのであれば、今までのものを。

このアルバムは、そんな今までを突き破った感がある。
とても、エモなのである。
大きなうねり、起伏がある。
声が、リズムが、たたみかけてくる。

音も大陸的というか、フォークロアで土っぽい。
1曲目から、懐かしく、あったかく、ハイに。
乾いた空気を感じ、旅の頃を思うような音だった。

音楽は、遠くへ連れていってくれる。

旅と音楽とガクブチと。

ともに。
どこまでも。

|

2008/06/22

益子は遠い

長野木曽の上松から、栃木の益子。
それはそれは遠い。

でも、そんな遠さであるとか距離感をこえ、とても充実した1日を送った。

というのも、額縁を作っている技専の先輩が益子で展示をしていたのだ。

前回、先輩の工房を訪れたときに、その展示会のDMを頂いていたのだが、なんせ場所は益子。
こらー、ちと遠いぞ。と。

でも、ひそかに行く気満々。
これは行っておかないと。
そんな、揺るぎないものがあった。

どなたかの絵描きさんの作品に、先輩の作った額縁が。
というのなら、ん~~~。
行きたいのは山々だが。

しかし、額縁だけの展示である。
これは、自分のアズヲ・ガクブチの展示と同じ。
額縁だけを展示するというものだ。

「額縁を展示?」

周囲の疑問は、いまだに消えない。
それでも自分はやり続けていた。
そんなのと、まるで同じスタンツで額縁に向っている人がいる。

これは、行かねばならないのだ。

搬入・展示で、ろくに寝ておらず、座りくらみがするといってクラクラしてる先輩と、やはり遠方から来て、ちとふらふらしてる後輩。

そんな二人でも、やはり額縁の話は熱く。
いつまでもいつまでも語る。

これから、どうやっていくのか、とか。
額縁に至るプロセスであるとか。

あとなんだろう。
とにかく、ずっと、額縁の話しだった。

そのうち、先輩が

「はて、どうやって帰ろ」

「あれ?どうやって来たん?」

「トラックに積んで、ここまで送って来てもらった」

「今日中に、帰るん?」

「うん、便乗して帰ろうかと」

「便乗っていっても、おいら電車で来たで」

「・・・・・・・・」

何の連絡もなしに、いきなり来る後輩と、帰りのことをあまり考えてなかった先輩と。
どちらも、いい具合に、計画性がない。

しばし、ぽかーん。
どうしようかねえ。←あんま深刻になってない。お互い。

そうこうしてるうちに、ギャラリーの社長さんが、益子駅まで送ってくださるということに。
「もえぎ」本店が、今回先輩の作品を展示しているギャラリーなのだが、山奥の山の上にあって、徒歩で駅まで行くのは厳しい。

長野から益子駅に着いて、観光案内所でこの場所を聞いたときも

「こら~、遠いよ。え?!歩く?むりむり」

と、おじちゃんに徒歩行きを止められ、先輩に電話したら、ギャラリーの店長さんが、わざわざワタクシ1人のために迎えに来てくださったのだ。

「もえぎ」、すごい!
ホントに、ありがたい!!

でも、ここまでしてくださるのは、きっと、先輩の人柄あってのことなんだと思う。
先輩、すごい!

さて、自分は帰るといっても、さすがに上松までは帰れないので、途中、家のある佐久平まで。
しかし、先輩は伊那まで。
果たして、帰れるんか?

「たぶん、夕方までにここ出れば、着くよ」←相変わらず、テキトーなアズヲさん

「そだね」←先輩もテキトー

で、出発するも、長野までの道は想像以上に遠く、途中、小山で伊那には今日中には着かないことが判明。
っちゅうか、判明させるの遅いから。
早く、そういうこと気づきなさいよ、お互いに。

ここ2日、ほとんど寝てない先輩は電車の中で寝るも、「なんか夢みちゃった」と、どろんとしてるし。
自分は自分で、寝過ごすまいと半目だし。
コワイコワイ。
それでも、額縁の話ししてるからねえ。

結局、先輩は新宿でなんとかするってことで、大宮で解散。

お会いしてわずか2回。
でも、額縁でここまで一致する世界観を持ってる人がいることが、自分には奇跡としか思えず感動。

益子の距離は、ガクブチへの距離を近づけてくれた。
そんな気がしてならん。

|

2008/06/19

治癒力高まる

昨日のもそうだが、ここに来てちびちびと小さくケガをするようになった。

ケガした直後は、材に血を付けたくないのもあって絆創膏を貼っている。
しかし、作業をしていると指に力が入って、肝心なとこはむき出しだったりする。
全く意味がない。

なもんで、絆創膏をすぐはずしてしまうわけで、いつのまにか自然治癒力が高まってしまった。


ここに来て、いろいろと得するようになったことはある。

朝型の生活に切り替わったこと。
無駄に肩幅でてマッチョになったこと。(うれしいのか?これは)
今まで以上にいっぱい食べるようになったこと。(得なのか?)

でも、毎日、団体行動・団体生活なのに、相変わらず、というか輪をかけてわがまま・言いたい放題になってしまった。

昨日、放課後、機械を使うときも。
今日、糸ノコを使うときも。
その切ったものを貼りつけてるときも。

気付いたら、ちょこんと隣りに、いつもマイペースくんがいる。
仲良く一緒にやればいいのに、おいらの強烈な一言。

「ついてこないでっ!」

最悪やなぁ、自分。
子供のケンカじゃないんだからさあ。
ごめんよ、マイペースくん。

でも、たぶんまた言うと思う。

「ついてこないでって言ってるでしょ!」

自分、こりない。

|

2008/06/18

絶えぬケガ

ここんとこの暑さで、だいぶまいってるんでしょう。

危険です。
今日はケガしまくりです。

機械の刃の交換の仕方を練習。
あれ?
はずれないなぁ。

おらっ!

思いっきり手前に引いたら、ガクって。
材を押さえる当て木に、指がゴンって。

刃の交換をしてて、刃で指を傷つけるならまだしも、当て木。
で、中途半端に痛い。←まぬけである。

「勢いよく引くと危ないですから」

と、先生。

てか、もう遅い。
思いっきり、引いたあとだから、先生。

あたった衝撃強く、指から、血ぷらーんってたれてるし。

「あなた、血、床にたらしてるから」

と、周りからいわれ、あたふた。


午後は、穴あけとほぞ作りの練習。
周りのみんなは、次々、今の作業を終え、次の段階へ進んでいる。

またも、あたふた。

どかどか、ゲンノウを打ち下ろしていたら、「ぬか」と鈍い変な音が。
痛いがな。
左、人差し指の皮が、めろってむけてる。

痛い。
今日は、激しい一日だった。
とりあえず、もう、寝よう。

|

2008/06/11

箸、使用開始

完成した箸を「実験」という名目で使ってみる。

鉋で仕上げたもの、彫刻刀で仕上げたもの。
それらに漆を塗ったもの、ウレタンを塗ったもの、荏油を塗ったもの。
計七膳。

これらを日替わりで使っていって、さて1ヵ月後どうなってるでしょう。
って。

本日の夕飯は、彫刻刀で作って油を塗ったものを。

どれどれ。

ふむふむ。

ふーん。

「普通」

いたって、普通でございます。

これだけじゃないけど、自分の作った箸はどれも、ごぶっとい。
もっと細くすんなりめに作ったほうが、使い易いなと思った。

実際に「使う道具」っていうのは、使うということに焦点のしぼられたデザインというか、形のものが自分は好きだ。

箸なら箸。
コップならコップ。

使うということを最優先に考えると、もののデザインは贅肉が落ちシンプルになり、どんどん研ぎ澄まされていく。

そんなのが好きだ。

逆にガクブチは、過剰に「なにか」って感じで、わいわいしてる。
反動なのかもしれない。
無と有の。

その間を行ったり来たり。
でも、ガクブチも、いつか究極の「無」に近づいていきたい。

|

2008/06/08

THE MUSIC

THE MUSIC

THE MUSICが帰ってきた。
復活であります。

どんだけ待ったことか。
どんだけ5月のライブに行かれないことを悔やんだことか。

でも、いま、手元には、新しいアルバムがある。

誰もが好んで聴くような音楽ではないこと。
誰もが欲するような音楽ではないこと。

強烈な轟きと渦巻く音楽。

ある友人から、

「あの声は生理的に受け付けられない」

と言われたことがある。

納得。
ロブの高音ヴォイスは、心地よい音ではないのかもしれない。

だからこそ、彼の叫びは痛いほど突き刺さる。

そして、だからこそ、自分はTHE MUSICを強く欲するのだ。

「自分を信じる力」を求め苦しむロブに、重ねていく。

いくしかないでしょう。

いっちまいなぁー。

このまま。

|

2008/06/04

技専の先輩

今回、額縁の「タクラマカン」の間を取り持ってくださったのが、糸ノコで木のおもちゃを作っているナルカリさん。
ここ、上松技専の先輩である。

「糸ノコで木のおもちゃ」と書いたが、もちろんそれは間違いではないのだが、それだけではない。

木のおもちゃというと、かわいくて、ぬくもりがあって・・・
たしかに。
ナルカリさんの作るものも、もちろんそうだ。

しかし、「だけ」じゃない。
「だけ」にとどまりたくない。

でも、そうするとまわりの反応は複雑になる。
毒のあるものや、ダークなもの。
それらは、「かわいいおもちゃ」を求めてるお客さんにとっては違和感であったりする。

だけど、作る人間として、やはり、自分の本当に作りたいものを作りたい。
が、生活していかなきゃならん。
食ってかなきゃならん。
売らなきゃならん。

くるしいです。
板挟みですから。

ナルカリさんは、言います。

「アズヲさん、とにかく作れ。
作らなきゃダメだ。
自分の本当に作りたいものを作り続けろ。
売れなくたって作り続けろ。
媚びちゃダメだ。
逃げになるぞ」

たしかに生活はしていかなきゃならん。
でも、「売れる額縁だけ」を作る人間にはなりたくない。
葛藤です。

「アズヲさん、くるしめー」

って。

はい。了解。
ラクな道はいかんぜ。

|

2008/06/03

ガクブチ愛っちゅうんは

音楽を聴いて、ぐぉーっとこみあげてくる「なにか」を感じる。

それと近い。

ガクブチを深く想い、どんだけ涙を流したことか。
ガクブチのことを考えると、想いがたかぶる。
震えるほど、ガクブチが好きで。(なにか病気ですか)←たぶんそう

音楽聴いて、狂喜して、涙流すんと、近い。
数年前のフジで、雨降りしきるなかで、狂い聴いたTHE MUSIC
終わったら、放心状態で、クスリもなにも入ってないのに、ぶっ倒れるかと思った。

音楽のたかぶりと、ガクブチのたかぶり。
それは、切っても切り離せないものなんです。

|

ガクブチという希望

ガクブチという希望

技専の卒業生で額縁を作っているかたがいる。

おーっ!そうなのかーっ!
ぜひ、お会いしたい!
と、思っていたが、すんなりはいかず。

というのも、直接連絡が取れないのだ。
しかし、間をとりもってくれる先輩のおかげで、ようやくお会いすることができた。

ありがたや、ありがたや。
何はなくとも「人」だなって。
人との出会い、これってホントに大切だなって思う。

さて、額縁の先輩「タクラマカン」。
話ではきいていたが、想像通り、いやいや、想像以上に、タクラマカン・ワールド炸裂。
かっちょえぇー!

来れてよかった。
連れてきてもらえてよかった。
涙でるほどうれしかった。

だって、誰もわかってくれないんだもん。
額縁愛。
愛ですよ!愛!!

おいらは、額縁が大好きなんだーっ!!
どんだけ叫び続けたか。
でも、まわり、無反応に近いですからねえ。

そんなわけですよ。
だから、お会いして、彼の作る世界観をみたとたん。

わかる。
きっと、わかる。
通じる。
と。

そしたら、わかる以上の何かが、どーっと押し寄せてきた。
あとは、語る語るよ、額縁。

お互い、額縁に対する姿勢が近いのかもしれない。
だから、普通の人がその会話をはたから聞いてたら意味不明だろうけど、我々にとってはピンポイント。

「中身なんて無くたっていい!」

「額縁!だけでいい!」

「フチ!!」

「フチ、サイコー!」

「ワクワク!」(枠のこと)

とどまることのない、額縁愛。
うっとり〜。

自分だけじゃない。
こんなに額縁に熱くなっておる人がいる。
素晴らしい。

アズヲ・ガクブチに希望の光。

|

«箸を作る(宿題編)